いつか必ず終わりが来るのなら、(2020.11.9)

人はいつか必ず最期を迎える。


だったら、
「限りあるいつか終わるモノ」を
本気で好きになって
愛するなんて
意味ないんじゃない…


深入りしないで、
適当に「好き」を楽しんでおけば
別れがきてもそんなに悲しまないで済むだろう…


本気で想わなければ、
ああ…ほら、やっぱりね。
自分が大切にされなくても
気持ちが届かなくても
裏切られても
大丈夫さ、傷は浅い。
わかってたよ、わかってたことなんだ。
なんてことはない。


もう《いつかのように》傷つきたくないよ
独りになりたくない
失ったあとの悲しみも、もう感じたくないよ
泣き疲れていつの間にか眠りに落ちて
朝を迎えるあの絶望も



…そんなふうに
自分が傷つくことが怖くて
誰かを愛することも
愛を自覚することも
愛されることも
すごく、すごく怖かったよ
そんなの見ないフリして、なんとなく生きていくことにしたんだから。


だけど
『いま』しかない。
1秒あとも先も全くちがうパラレル。
だとしたら
いつ来るかわからない未来の「別れ」に恐れのエネルギーを費やすことを、心底意味なく思うようになった。


浮気されるんじゃないか、なんていうのも
自分がその恐れに燃料を使っていたらそりゃその恐れがモノとして出来上がるだろう
自分の現実は自分で創る、その自由と責任。


それは置いといたとしても
「別れ」がかならず来るのならば
そのときに全身全霊で悲しんだらいいと思うようになった
その時に、その時の「いま」を全力で生きるのみ。


だけどいまは、
まだその時ではないのなら。
もう愛してもいいんじゃないか？
愛されても、いいんじゃないか。


（と言うよりむしろ
浮気されようが裏切られようが、そんなこと知ったこっちゃない。
誰かが自分を粗末に扱うことと、
自分の価値とか
それはイコールじゃあない。


よくスピリチュアルで聞いてきたし、一時期は自分も採用した考えで
「相手の言動は自分が自分のことをどう思っているか潜在意識の鏡」だと。


それはたしかにすごく使えた。
自分のバロメーターにたしかになった。
だけどもうなんて言うのか…
それさえ気にならなくなってきた


いま現実で起きていることは過去のエネルギーが結実したものでもあるし、
その過去といまは、たとえ昨日のことであっても1秒前であっても絶望的にちがう人間だからだ。


人はみな、自分を投影している
誰かが私を酷く思っていたとしても、
それはその誰かが自分自身を私に見てあれこれ思っているだけ。


もちろん酷いことをされたら毅然とNO！とは言うし、危険があれば逃げる。
インスタで男性からなんか色々な下心でメッセージ送って来られても素で即ブロするし、
自分にスキがあったから…とか自分をいじめることもしないw）



まるで世界が変わったかのように
あたたかく感じられた
からだの重心バランスまで整った。
自分のことを安心して出せるようになってきた。
瞬間瞬間の自分の感情にシロクロつけることも減ったし、
シロクロつけたって別にもういい。


彼のことも、
ああ私は本気で愛しても大丈夫なんだ。
本気で愛されることも、
もう怖くない。
自分のことも、
どんな自分も余すことなく愛するんだ




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