ヘナで髪を染める(備忘録)
ただいまヘナで髪を染めています。放置時間中です。
めっちゃ暇なのと、
染めるたびやり方を忘れ色々な人のブログをググっているので、
備忘録も兼ねて、ヘナのやり方を残しておきたいと思います。
このページだけで完璧にヘナ染めができたら最高だ……
きっかけとか注意点とかをうだうだ書いているので、
スパッと染め方を知りたい人は、以下のメニューから「やり方」の項目に飛んでください〜
ヘナを始めたきっかけ
ブルーブラック系の黒髪にしたかったから。
今まで美容院や市販の染毛剤で髪を染めていました。
「鴉の濡れ羽色」と言いますか、ブルーブラック系の黒髪になりたくて。
美容院でケミカルに染めていました。
ヘアカラーの老舗「アンナドンナ」を使って自力で染めてもみました。
あらかじめ黒っぽい色は入るんですが、どんなブルーブラック系を入れても一ヶ月くらいで赤茶になってしまう。
黒髪と言いつつ染めているので、黒い色素が抜けると明るくなります。
黒い色にする→明るい色に戻る→黒い色にする→明るい色に戻る(髪の毛ずっと痛む)
という悪循環が……
黒戻し用の染毛剤を使うと不自然な黒になる上、染め直しができなくなるので、折衷案でヘナを始めました。
傷んでいる部分にインディゴ系の染料を入れて補修+染毛してもらう。
「デビルズトリック」などケミカル系の補修+染毛でも良かったんですが、
わたしは髪が長いので、一回で700円くらいかかるんですよね……
一週間ほどの色持ちで700円はちょっと高いよね。
ヘナ出家
ヘナは一度染めると、サロンでカラーリングの効きが悪くなるらしいです。
ケミカルな毛染めができなくなることから、
ちまたでは「ヘナは出家」と言われているらしい。
理想的な色に染まらなかった髪を、サロンで染め直すこともできないという袋小路に陥ったりもするとか。
わたしは黒髪にしたいので、その辺りは気にしていませんが、
ブラウンやオレンジなど明るい髪色を目指している方は気をつけてください。
ちなみに、わたしはインディゴの入ったヘナで青黒を目指しています。
この染め方、かなり変化球だと思います。
なぜならば、インディゴはオレンジに発色しやすいヘナの色味を調整するために使われるハーブだから。
刺激も強く、一度髪に入るとブリーチをしても色が抜けなくなるらしい。
ちまたでは「インディゴの呪い」と言われている。
「出家」を通り越して「呪い」……。
でもあまり気にしていません。もう明るく染める気ないから〜
必要な道具
・ヘナ(1000円くらい/113g)
わたしはレインボーリサーチのヘナ(ブラック)を使用。
ボディオイル(任意)
ボウル(100均)
泡立て器(100均)
ハケ(100均)
毛染め用ケープ(100均)
シャワーキャップ(100均)
ドライヤー
美容パック
歯ブラシ(任意)(100均)
ドリップコーヒー(100均)
レインボーリサーチのヘナはiHerbという海外の通販サイトで買ってます。
他はだいたい100均で売ってます。
ボウル・泡立て器・ハケはお菓子作り用の道具を代用。
やり方
①湯を沸かしてドリップコーヒーを入れる
ヘナをコーヒーで溶かして髪に塗布します。お湯でも構いません。
暗い色はコーヒー、明るい色は紅茶で染めると発色がよくなる説があります。
(たぶん仮説の域を出ていない)
インディゴは刺激の強いハーブなのでお湯派の人も多いそうですが、今のところコーヒーで染めても痛みや刺激は感じません。
個々の髪質や肌質にもよるので色々試してみてください。
②コーヒー・紅茶・お湯などでヘナをときつつ、ボディオイルをいれる
泡立て器を使って混ぜます。
ボディオイルは数滴くらい。ヘナ液はギスギスしているので、オイルを使って滑らかにします。
硬すぎずゆるすぎず、マヨネーズくらいのとろみがちょうど良いそうです。
ちょっとずつ注ぎながら、ほど良い硬さになるまで混ぜてゆきます。
使用目安:わたしは背中まで届くロングヘアーで、ヘナを70gほど一度に使います。
そのときに混ぜるコーヒーの量はマグカップで7割くらいです。
③美容パック、ケープをつける
衣服にヘナがつくと色が取れなくなるのでケープをつけます。
家族や同居人の目が気にならない人は、半裸とか全裸でやるといいっす。
美容パックはヘナが顔につかないように守るため。
はじめのうち、ワセリンなど油分多めのクリームを顔まわりに塗っていましたが、パックの方が皮膚に付着する確率低めです。
スキンケアもできて一石二鳥。
④ハケや歯ブラシを使ってヘナを塗布
まんべんなく塗布していきます。
わたしなりの順番は
毛先→側頭葉らへん→頭頂→前髪→もみあげ
みたいな感じです。茶色くなっている部分を中心に塗っています。
歯ブラシは髪の生え際を塗るのに便利です。
ハケは全体をざっくり塗るのに便利です。
一度目は塗るバランスを欠いて、黒と茶のまだらになりましたが、二、三度塗ると慣れてきました。
ヘナ(インディゴ)は乾きが早いので、すぐにボロボロになります。
素早さが命です。
⑤シャワーキャップで髪を包む
ヘナを塗り終えたらシャワーキャップで髪全体を包みます。
湿気(うるおい?)を保持するため、2〜3分程度、シャワーキャップの上からドライヤーで乾かします。するとシャワーキャップが湿ります。
そのまま1時間〜2時間程度放置。
ヘナは放置時間が大事だそうで、けっこう長めに放置です。
⑥お湯でヘナを落とす
放置時間が終了したら普通にお湯で落とします。
その後のシャンプーなし(湯シャンのみ)を推奨する方もいますが、わたしは普通にシャンプーで洗髪しています。
そのあとでトリートメントなどのヘアケアをします。
ヘナのいいところ
髪の毛が痛まない
ヘナは植物由来の天然染料なので、ケミカルな染毛剤で髪を染めたときのピリッとくる痛みがありません。
皮膚に色がついたりしますが、石鹸で洗えば落ちます。
二週間くらい色持ちすると説明書には書いてあるけれど、インディゴを使っているからか黒く染まったところはあまり色落ちしません。インディゴの呪い。
名を挙げるも恐れ多いですが、壇蜜女史みたいなツヤツヤ黒髪になってる(髪だけ)。
コスパいい
黒髪ロングの人でも1000円くらいで2回使えます。そして色持ちがいい。
出家というだけあってずっと黒髪のまま。
ケミカルで染めたときの色抜けて赤茶っぽくなる感じがしないのでいいっす。
使った後のタライが青く染まっているので、
もしかするとブリーチしまくっている人は、きれいなブルー系の色が入るかもしれません。確証はないが……。
日本では白髪染めに使う人が多いそうですが、
色のバリエーションが豊富なので、若い子のオシャレ染めもできそうな気がします。色を組み合わせてオリジナル色を作り出すのも楽しそう。
あ、ワイも一応オシャレ染めやで。
レインボーヘナだと、
選べる13種類の色:ダークブラウン、ミディアムブラウン、ライトブラウン、ブラック、レッド、マホガニー、ワインレッド、コッパー、シェリー、マリーゴールドブロンド、ブロンド、ストロベリーブロンド、ニュートラル
こんくらいあるそうです。
わたしは「ブラック」のみ使用。
ヘナの悪いところ
準備や作業に手間がかかる
手間がかかりすぎてこのブログでまとめるハメに……
ヘナ出家(サロンでのカラーが入りにくい説)
ヘナで染めた後にサロンでカラーリングできるか謎です。
美容院でカラーを頼んでいる人は美容師さんに相談してみてください。
効能・副作用が未知
日本でまだ浸透しきれていない感じのヘナ。
ググってもあまり情報が出てきませんでした。
良い情報もあれば、悪い情報もあります。
不確実性が高いので、皮膚や髪質が弱かったり、植物性のアレルギーをお持ちの方は、ググりまくった上、自己責任でどぞ……。
独特のにおい
ヘナは植物の力を使って染めるので、草のにおいがします。
わたしの使ってる「ブラック」は畳みたいなにおいがします。井草の香りというのか。好き嫌いが分かれそうなにおいです。
良い匂いのシャンプー1回で、ギリ消せるかどうかって感じです。
仕事や遊びやデートの前日にやんない方がいいかもしれません。
一度目は髪がギシギシしてびびる
髪の良きものが流れ落ちたかと思ってびびるほど髪の毛がギシギシする。
ノンシリコン・ヴィーガン系のシャンプー使った人にはあるあるかも知れません。シャンプーなどでサラサラになっている髪の毛の、ケミカルな部分が落ちているらしい。
洗い流さないトリートメントをつけて、三回くらいヘナを続けるとなおります。
まとめ
今日で5回くらいヘナやってます。
個人的に向いていると思います。
わりと自然志向
美意識が適当
剛毛(髪質が強い)
パーマや縮毛矯正に興味ない
暇で金ない
インド的なの好き
これらの項目にピンときた人はヘナと相性良いんじゃないだろうか。
ヘナも「アーユルヴェータ」に含まれる薬草の一つらしいです。塗り薬的な。
クレオパトラがヘナをマニキュア代わりに使っていたという伝説もでてきた。
インド発祥の文化なのに、エジプトからググってお取り寄せしてたのかな?
元祖・美容系インフルエンサーの情報収集力つよつよ。
個人的な備忘録に近い今回の記事ですが、気になった人はぜひ。
参考記事
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