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#5 絵本のさがしかた

絵本とつながる

  前回からの続きです。
 子どもが絵本から離れると、私と絵本との繋がりがプツンと切れてしまいました。子どもが図書館から絵本を借りてこなくなったし、図書館や本屋さんの子どもコーナに寄らなくなりました。私もこれで自然にフェイドアウト、二度目の絵本卒業かなー、と思いました。大人になると、なかなか絵本を読む機会ってないですよね。
 が、お店を通じて、縁をつなげることができました。

情報収集は…

 絵本を読むにあたって、全部の絵本を片っ端から読むことはしてません。時間的にも体力的にもムリだから。自分の好奇心と関心、興味をもてるもの、誰かの心にも響きそう、何か伝わるものがありそう、わぁー素敵~と感じる絵本をサーチして、ある程度当たりをつけて読んでます。もちろんいきなり買わずに、必ず図書館で借りて読みます。(絵本は高価だし、場所もとりますもんね)
 読んだ後、お店に置きたい絵本を(泣く泣く)選んで買う、という流れです。
 じゃどう絵本を探すか…。
 子どもと一緒に絵本を読んでいた頃から、私の本の探し方は決まってます。といっても、きっと皆さんと同じことをされていると思いますが‥。

他者のおススメから

 まず、新聞や雑誌、単行本などで、おススメの絵本が紹介されていたら、目を通します。
 特に異分野、異業種で活躍されている方が紹介された絵本、もちろん描かれた絵本も対象ですが、チェックしています。
 よく見るポイントは、おススメされる理由、絵本のタイトル、どういったあらすじか、絵の感じなどを見ます。絵本の表紙も重要なポイントです。気になるなあと思ったら、すぐにAmazonで検索して、詳細な情報やレビュー件数も確認してます。最終的に読んでみたいと思った絵本をピックアップして、図書館のホームページで予約します。

ネットも使って

 あと、Amazonも絵本探しに役立ちます。気になった作家さんや絵本に出会えたら、Amazonで検索して、紐づけで無作為に表示される他の絵本も合わせてチェックしています。
 たくさん表示される中から、タイトルと表紙の絵をみて、ピンときたものを選んで、絵本の詳細を確認します。タイトルと絵でファーストインプレッションというか、引っかかったものはほぼ自分にとっては出会ってよかった絵本である確率が高い気がします。
 この方法だと、多方向、かつ思いもよらない観点で表示される絵本があって、意外性があって面白いです。
 絵本を選ぶ時にどうしても個人的な好みが出てしまいがちなので、その点を解決する方法として、人やネットのおススメを参考にすると選択肢も広がり、読む世界が変わってきます。

正攻法は

 従来なら図書館や本屋さんに行くのが一番手っ取り早い方法だと思います。私の場合、環境的に本屋さんや図書館が遠いことと、時間的に余裕がないので、昔は子どもが行きたいと言った時だけ行ってました。
 今は図書館に本を借りるために行きます。図書館で一から本を探すと時間がかかるから、事前に予約してまとめて借ります。
 同じような環境の方って、多いかもしれませんね。図書館も自治体ごとに設置されていて、規模にも差があります。本屋さんに至っては、最近閉店されたり、規模を縮小されるところが多くなりました。
 近所にないと、手軽に行きにくい場所かもしれません。

結局…

 自分の絵本探しと書きましたが、誰かのための絵本探しでもあると思っています。たくさんある絵本の中から、自分の気持ちにあう絵本を探すのは時間がかかります。その誰かに代わって私が絵本を探していると言うか、誰かのため絵本を探していると言うか、そんな気持ちです。
 子どもが図書館で時間をかけて絵本を探す行程はとっても大事だと思います。絵本探しは自分探しにもなりますから。でも、子どもがなかなかピンポイントで探せないときもあるし、大人であれば絵本探しに時間を割くのも難しいと思います。
 だから、絵本探しのお手伝いのつもりで、お店で絵本を紹介するようにしています。1冊の絵本は10人中10人全員に響くとは限りませんが、誰かの心に残る絵本であればいいなあと願っています。




よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、絵本の購入費、読書普及の活動費に使わせて頂きます。絵本はは毎月10~20冊の購入を目標にしていますが、なかなか達成できない状況です。忘れられない絵本との出会いの場をこれからもつくりたいと考えています。