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気づけば人生の半分以上、こんなことしてきた

 ハロー、須恵村です。

 以下はよそからの転載のため、常体文になっています。
 私は常体で書くか敬体で書くかは、ひとえに「気分次第」なのですが、皆さんはどうですか?


はっきり言って、私は「いい年」だ。

 そして、旦那も娘もいろいろ麻痺してるから、今クールのアニメは当たりだハズレだ、新作のお菓子がどうだ、コンビニのちいかわキャンペーンもうすぐコンプ――的な話をしても、「へー」程度に流されるけれど(もちろん、ノってくれることもあるけれど)、そういうことを話せる同年代のリア友はいない。

 それでも30歳になる前までは、そんな人もわずかにいた気がするけれど、少なくとも21世紀以降、トモダチと旅行する、飲みにいくはおろか、お茶すらしていない。しかもそれを苦痛とか寂しいとすら思っていない。

 市議会を3年弱で辞めて、在宅で地方議会の議事録調製の仕事を請け負うようになって幾星霜(詳しい年数をごまかすだけなのに、あまりにも美辞な表現)。たしかSOHOソーホーという言葉が日本でも割と市民権を得てきた頃ではなかったか。

   ところで、コロナ禍以降、在宅やリモートワークといったスタイルはあまりにも一般的になった中、SOHOという言葉はぼ死語だったりする?ということに気づいた。

 子供たちが幼い頃は、育児にも厚めの時間を割いていたけれど、やたら手がかかると思っていた下の子でさえ、13歳ぐらいになれば私から離れがちになり、ここ10年、ボッチおかんぶりにさらに磨きをかけてきた。

 見た目も頭の中も地味だし、お金もないし、旦那のようなアウトドア志向もないけれど、「おうち」でもそれなりに楽しいことがいっぱいある。

中途半端な端切れを使って、くるみボタンつくったり。
新しいミルク飲料の開発に取り組んだり。
普段あまり見ないジャンルのアニメを発掘して、何なら定番化したり。

小説も2020年頃から書き始めた。

 最初は好きなコミックの二次創作だったけれど、それを下敷きにオリジナルの恋愛ものを書いて、結構な長編を含むちょっとしたシリーズになった。ま、どこからも「出版しませんか?」などとは言ってもらえないけどね。

 最近は、古い日記からネタどりして妄想で膨らませたり、仕事中に思いついたことを付箋メモに書き込んでおいて、そのまま加筆したりして短編など書いて、そこそこ感想なども寄せていただいている。

 そんなふうに、したいことをたくさん頭に思い描き、これ納品したら明日は遊ぼう♪と考えているところに、「翌日出しで120分(録音時間)高報酬」みたいな案件の打診が来て、ついつい「はい喜んで!」と受け付けてしまう。

 まあ、数こなしてナンボの歩合制なので、そこは割り切っているけれど。

 「私、この納品が済んだら、金麦と餃子で晩酌するんだ(場合によったら4時ぐらいいから「ひとりハッピーアワー」もあり)」と口に出して、「死亡フラグみたいなこと言わないでよ」と次女にたしなめられる。

 確かに今まで、「急な仕事」でカラオケやカフェめぐりの予定がおじゃんになったこともあるけれど。

しかし考えてみてほしい。

 数こなしてナンボのこの仕事、「仕事がない」という状態の方が、よほど「死亡」なのだということを…。

#エッセイ #私の仕事 #リモートワークの日常 #死亡フラグ
#ぼっちライフ

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