【パリダカ】RTA in Japan Winter 2021参加レポート

私、普段PDCAのCをあまりせず度々後悔に見舞われる人間なのですが、何と言えば良いのか、今回についてはこういった記録を残さないとイベントに一区切り付いた気がしなかったので書くことにしました。

初めまして。2021年末にTwitchにて配信された RTA in Japan Winter 2021でパリ・ダカール・ラリー・スペシャルの走者の一人を務めました、lastと申します。
こういったblog形式の記事を投稿するのは人生初かもしれません。問題のありそうな記述が文中にありましたらTwitterへお気軽にご指摘ください。フォローもお気軽にしていって下さい。

応募

2021年夏のRTA in Japan Summer 2021が大変な盛り上がりを見せる中、私には心にずっと一つのわだかまりがありました。
配信本編中にも触れましたが、私RTA in Japan(RiJ)への出場は今回が初ではありません。遡ること3年前、くまのプーさんのホームランダービー!というタイトルで出演したのが初なのですが、その際例の小僧に社会の仕組みを叩き込まれESTオーバーによりギブアップという、トラウマもののデビュー戦を飾った過去がございます。
これまでの人生で一番視聴された動画が子供向けのブラウザゲームで衆人環視の中大敗した図(2022/1/1時点で42万再生)とか普通に恥ずかし過ぎる。
ということで、何としてもRiJ上で完走した実績を残してえという意志が高まりすぎた結果、ホームランダービー以前からの得意タイトルだったパリ・ダカール・ラリー・スペシャル(パリダカ)での応募を思い立ちました。そうはならんやろ。
ご視聴頂いた方は分かるかと思いますが、本作、RTAのテクニックというよりはゲームそのものに見所が満載のため、プレイに多少のガバがあっても配信ウケする絵面にはなるだろうと考えたことも応募の後押しとなりました。

Here comes a new challenger

最初は私単独での応募でしたが、応募をしてから数日後、この応募を見かけたパリダカラリーストのohonさんが並走しませんかと私に声をかけて下さいました。さらにせっかくだからと同じくパリダカラリーストとして知られるZzzさんにohonさんからお声がけ頂き、此度の3人レースが実現いたしました。
お前の知り合いみんなラリーストかよと思われそうですが、世の中にはそういうコミュニティもあるということです。一体どこの7144なんだ。

当選

11月上旬、当選の瞬間をTwitterのリプライで教えて頂き、思わずこマ?とリアルに声が出てしまいました。そしてここで不味いことに気がつきます。
先程述べましたが、元々は単走での応募で喋りも自分一人でやるつもりでした。しかしレースとなると自分だけでなく他走者の走りにも逐一目を配らせ状況説明をしなければなりません。基本的に休憩時間がなく目を離せる瞬間が無いパリダカというゲームでそれは困難を極めます。
ということで本作の解説者を別途Twitter上で公募したところ、たまたまこのツイートが目に留まったというバカンダさんが声を掛けて下さいました。その節は大変お世話になりました。また、この公募ツイートをFF外の方にも拡散して頂いた事が印象に残っています。フォローしていない人の困り事に協力して下さる方がこんなにいた事に素直に感動しました。ありがとうございます……。

準備

本番まではひたすら区間練習の日々。私とにかく本番に弱い男として知られているため、単純に難しい区間のみならず、普段は絶対ミスらないような区間も重点的に練習し、自らのプレイに少しでも自信を付けることにしました。
休日には関係者をDiscordにお呼びして台本の擦り合わせを行いました。特にバカンダさんとはトータル8時間くらいは打合せしたんじゃないでしょうか。おかげで、自分一人だけでは分からなかった気づきが色々得られ、本番にスムーズに臨むことが出来たと思います。

本番

結構攻めた事も喋ったので、お前ちょっとそれは的な反応で炎上したりしないかと本番終了後ずっとヒヤヒヤしていました。実際そういった反応もあるにはありましたが、今のところは一過性のもので済んでおり一安心です。とはいえ反省点はあります。これは後述します。
なおプレイの方は冷えっ冷えでした。1面、2面、7面で1ミスずつ、計3回クラッシュし、見事6万人弱の視聴者に本番に弱いところを見せつけていきました。特に2面開幕は普段であれば100%ミスすることは無いポイントであったため、まさに恐れていた事態が起きてしまったという感じです。しかしながらゲームオーバーを一度も見ずに済んだのは不幸中の幸い?ですね。

喋った内容についての反省点

開始前

私の冒頭の挨拶が終わった後、本来はohonさんとZzzさんの2人を名前入力画面に誘導するつもりだったのがohonさんしか呼んでいないという痛恨のミスをやらかしました。
Zzzさんも呼んではいたけどたまたまマイクの調子が悪くてそこだけ聞こえなかったとかならまだ救いようがあるのですが、どうもアーカイブを見返した感じでは素で呼び忘れたように見えます。
バカンダさんのフォローがなかったらZzzさんだけ仲間外れになり、開幕から最高に気まずい空間を演出してしまうところでした。
本当にすいませんでした……。

プレイ中

5面イカダ渡りのシーンで、私がイカダから転落するとどうなりますかとバカンダさんに質問した場面がありますが、実はその前にバカンダさんが川に落ちると即死ですと説明をしています。
既に説明されたことをもう一度訊き直すという間抜けな茶番を披露してしまいました。

プレイ後

完走した感想で、こちらのゲームはパリダカの世界観を忠実に再現していると述べたくだりについて、嘘は良くないと割と真面目に指摘する声がちらほら見られました。
忠実云々の部分は丸ごとカットするか、言うにしてももう少し冗談であることを強く匂わせるような言い方にすべきだったなと反省しています。

スポンサーにまつわる小ネタ

台本の内容を検討する過程で生まれたRiJのスポンサーに関するちょっとした豆知識が2点あり、本番で喋るかどうか悩んだのですが、単純に冗長というのと、
(自然な話の流れで出てきたものではない)スポンサーへの言及はすべきでないと思ったのでカットしました。
とはいえ、別に喋ったらまずい内容というわけでもないので今ここで書くことにします。

サクラチルさん

パリダカの発売元であるCBS・ソニーという会社について少し触れます。
こちら、ソニーはソニーでもゲーマー諸氏がご存知であろうソニー・インタラクティブエンタテインメントとは別会社でして
CBS・ソニーは現在のソニー・ミュージックエンタテインメントにあたる会社です。本業はゲーム制作ではなく音楽屋なんですね。
そして音楽屋といえば。RiJの幕間でいつもリラックスできるLo-fi Beatsを提供してくれるサクラチルさんが実はソニーミュージック傘下のチャンネル。
つまりパリダカとサクラチルさんのルーツは同じ!あくまでルーツが同じなのであり、パリダカとサクラチルさんは同じようなものだと言いたいわけでは決してありません!

レッドブルさん

完走した感想の際、現実のダカールラリーの宣伝をいきなり始めたことに戸惑う視聴者がかなりの数見受けられました。
RiJとダカールラリーの開催日程が非常に近かったというのもありますが、もう一つ隠れた宣伝理由があって、現実のダカールラリーにもレッドブルさんがスポンサーとして深く関わっているため、これは宣伝しない手はないなと思い触れることにしました。

こんな感じで検索して頂くとあのロゴが車体にデカデカと描かれている様子が窺えます!

ということで、本来はレッドブルさんの宣伝が前提にあってのダカールラリー紹介なのですが、先に述べた通りスポンサーへの直接的な言及を避けたせいでパリダカについての間違った印象を視聴者に植え付けるために現実の宣伝を始めたやべえ奴、という風評が先行することになりました。本当にありがとうございました。

脱字?

せいせきはぴょう! がなぜ せいせきはぴょう!になってしまったのかについて、ROMの容量節約のために小さい"っ"が収められなかったのではないか、というご意見を度々見かけました。

あるんだよなあ

何か他に理由があったのか、本当にただの脱字なのか、有識者の情報提供をお待ちしております。

終わりに

このパリダカというゲーム、キャラクター性を前面に押し出したゲームではないので仕方がないのですが、ファンアートを滅多に見かけません。
RTAちゃん×パリダカのファンアートお待ちしております!

また、本作は神ゲーであるにもかかわらずファミコン以外に移植されていないので皆さんもやってみて下さいとなかなか言いづらいのですが、走者としての参戦もお待ちしております!
それでは!

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