092_あとがき ～同志へのメッセージ～

もし既婚者で、
キャバ嬢にはまっている同志がいたら、
これだけは言っておきたい。


キャバ嬢は、必ず最後にいなくなる
キャバ嬢との幸せな未来は、絶対にこない



大好きなキャバ嬢と
会えなくなる、
別れることは、つらい、
俺はわかるよ。俺もそうだったから。

青春時代に、
好きな子にフラれるくらい、
つらいことが待っている、
恐怖がくることもわかっている
そこから逃げたいっと思って、
大好きなキャバ嬢のところに、
結局行ってしまうのも、
俺はわかるよ。俺もそうだったから。


けど、繰り返しだけど、
絶対に、幸せな未来はこないよ。

それは、この話を全部読んでくれた
お前なら分かってくれるだろ？


お前も、少しは気づいてるんだろ？


もちろん、
甘い期待を持っていたい気持ちもわかる。
不倫関係を長く続けられるかもしれない、
若い女の身体をキープできるかもしれない、
そんな淡い思いや期待は、痛いほどよくわかるよ。


けどさ、
それよりも、今、お前の目の前にいる家族が
離れていくことを想像してみてくれ。


それは、絶望的につらいぞ。
しかも、キャバ嬢にはまった結果の行く末だからな。
会社員だったら、笑いものにされるよ、きっと。
友達にも笑われるぜ、きっと。
お前の知り合いに胸張って、お前は話せるか？
「キャバ嬢を愛してしまった」と。

いや、言えるんだよな、きっと。
その気持ちもわかるよ。俺も途中、そうだった。
それくらい、キャバ嬢にはまっていたから、俺も。


けどさ、
奥さんが許してくれると本気で思ってるの？

だって、お前、本気になってんだろ？
許してもらえるわけないよ。
子どもがいる奴は、子どもに何て説明するんだよ。

ママと違った女の人が、好きになったとでも言うのか？
キャバ嬢じゃなきゃ、まだマシだけど、
相手がキャバ嬢の時点で、社会はお前の味方にはならないよ。


奥さんよりも、子供よりもキャバ嬢を選ぶって？
本気かよ？


さっきも言ったけど、
そこに未来はないんだよ、絶対に。

お前が望んでいるのは、
今の家族関係を維持しつつ、
若い女の身体を抱くことだろ？

お前はさ、
家族が崩壊することを、
本気になって、考えてないんだよ。


しかも、お前は騙されるから。


夢を売るビジネスに、何、本気になってるの？

ディズニーランドに言って、
ミニーと結婚したいって言ってる男を見たら、
お前変だと思わない？

ねずみと人間じゃ違うけど、
けどさ、
お前やってることって、
それと全然変わんねぇぜ

好きだとか、心配だとか、
優しい言葉を投げかけてくる。
これって、お前がお金だからだよ。
お前そのものが、お金なだけ。

そこに愛なんて、
これっぽっちもないんだよ。

同伴じゃなくても、外で会ってくれた？
プライベートで会ったから何なんだよ。

それで、その女との関係が始まって、
またお前は店で金を使って、さらに金を使って、
一度抱けたかもしれないけど、
抱いた分の金は、何倍にもなって、
店で使ってないか？

お前さ、その金の行く先がどこか知ってるか？
お前の大好きなキャバ嬢の男のところだよ。

いや、そんなはずはないなんて言うなよ。
お前は騙されてるだけなんだから。

その女の24時間を、
お前は見たことがあるのか？
その女の1週間を、
ずっと一緒に過ごしたのか？

その女に男がいないなんて、
どこに証拠があるんだよ。

いるんだよ、男が。

お前のやってることは、
間違っちゃいない。
男は誰もが夢を見たいし、
夢を追いかけるもんだから。

けど、
その夢のせいで、お前の大事なもんがなくなったら、
その夢は夢じゃなかったんだよ。


だから、目を覚ませ。


お前の大事なもん、全てなくなる前に、目を覚ませ。
女遊びをするなって言ってるわけじゃねーんだ。

本気になるのをやめろって言ってるんだ。
その本気は、寝てる夢の中だけにしておけ。


繰り返すが、
お前の大事なもんが全てなくなる前に、
目を覚ませ


つらいのはわかる。
俺もそうだった。
だけど、時間が解決してくれる。
今、はまっている女よりも、いい女はいっぱいいる。

けど、それよりも、
お前のいつもそばにいてくれる
家族を大切にしろよ。

お前の一番の理解者は、
キャバ嬢じゃなくて、
愛を誓った、いつもお前の隣にいる
奥さんなんだよ。


もう、連絡するな。
LINEが来ても、返信するな。
酔っていても、店に行くな。

時間が解決してくれる。


絶望の未来を捨てて、
最高の未来をつかもうぜ。