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ちょっとの違い

みなさん、お疲れサマです。
Laskey@カメラマンです。

違いが分かる?
光の質の話しです。
コーヒーのCMではありません。
(古っつ⁉️)

フィルムの頃は自然光にレフ撮影
でしたが、デジになってからは
いつの間にか野外撮影でも基本
ソフトボックスを照明に使っています。
さらに、同じソフトボックスを使って
も被写体との距離で光の固さが変わる
ので、そのあたりに敏感になった
気がします。

下の1枚目の写真は足場の関係で
モデルさんから3mくらい離れた場所
から光を当てています。

遠いと発光パワーも必要ですが、
首の下に出る影のエッジがかなり
シャープになってます。
肌もテカって艶めかしい感じには
なってるけど、柔らかい感じは
しないんじゃ無いか?と思います。
いわゆる、硬めの光になってますね。

光の質は光源の面積と距離に左右
される訳ですが、仮に直径50cmの
ソフトボックスを50cmの至近距離
からモデルさんが見た時の直径と
3m離れて見た時では、丸いソフト
ボックスの見え方は変わります。

近いと大きい丸。遠いと小さい丸に
見える。
要は光源の面積が相対的に小さく
なっている。と言うこと。なので、
硬い光になって来ると言うワケです。
ストロボ直焚きなら更にクッキリ、
メリハリが出ます。

曇天や朝、夕の環境光が緩い時
ほど目立ちやすい。

コレが悪い。ってことでは無くて
使う時のポイントになる。って
こと。

Model LUNA 硬めの光

次は画角の外ギリギリくらいに
ソフトボックスを寄せて撮ったもの。
アゴの下に影はあるけど、影のエッジ
は1枚目のようにクッキリでは無くて
なだらかなグラデーションになって
ます。

柔らかい光

写真の感じも1枚目に比べると
柔らかい感じがしませんか?
鼻筋、頬骨や鎖骨にハイライトが
入るにせよ、テカり方が違います。
もちろん、イメージに合わせて現像
が違う。ってのもあるにせよ質感は
最初の光がモノを言う。

その他、被写体までの距離はほぼ
一緒だけど1枚目は50mm  で2枚目
は85mmってレンズの違いはありま
す。
絞りは同じ2.8だけど50mmの方が
被写界深度は出るから、その分
カチっとした感じもしてます。
そうした違いはあるものの、質感
に与える光の影響ってのは大きい。

また、ソフトボックスみたいな
人工光源を使うと中心と周辺でも
質は変わります。
所謂、光の芯をモデルさんに合わせ
たら影のエッジは割とハッキリ。

首に出る影がクッキリ
影が薄い

芯を外すとまだなだらか。
みたいなね。もちろん、明るさも
変わるので、調整は必要。
んー、作例撮ろうと思って撮って
ないから、ちょっと分かり難いかも
だけど。^^;

ライティングって、難しいと言う
より、奥が深く、創作力をかきたて
られて面白いです。
まだまだ試したいことも沢山あって
思いつく度にメモしているんです
けどね。

撮影用照明器材って、種類が沢山
ありますよね。アンブレラ一つ
とっても、大きさ、色、材質、深さ
違いとか。
微妙な違いだけど、やはり違いは
あって、写真に反映出来ます。
ああいうの設計してる人たちに
一度話をじっくり聞いてみたいもの
です。

講座の受講者対象の野外撮影実習
なんかでも、あまり荷物にならない
物を選んで、こうした機材を実際、
どう使うか?なんてのをやってます。
自分の使い勝手がいいものを一つ、
二つ見つけておくと撮影の撮れ高が
上がりますよ。
今月23日からパシフィコ横浜でCP
プラスがあるから、こういうモノを
一度に見比べるにはいいかも知れない
ですね。
23日、25日13時過ぎ頃はケンコー
トキナー ブース前辺りでLUNAさん
とウロついているかもです。

LUNAさん作成のチラシ

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