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写真を撮る前に

みなさん、お疲れ様です。
Laskey@Photographerです。

アマチュア同士、ポートレートで
良く揉めてるのは撮影条件の不備です。
見ていて気分のいいものでは無いから
敢えて書きますが、ちょっと意識低
過ぎ。
今はSNSがあるから、やり取りのスクショなんかを、被害拡大予防と言って
「晒す」ことも見受けられますが、
安易にすべきではありません。
正義のようで、不正義になる可能性も
あります。

仕事で撮影している場合、撮影前に
「契約」があります。
アマチュアだろうが、時間とか、金銭
が絡むことで有れば、「事前に」この
契約をしっかり行うべきで、それを
ないがしろにした結果、発生する問題
は当事者間の問題であり、SNSで公に
するのは、相手が特定出来て、不利益
が発生する可能性があればやるべきでは無い。名誉毀損、通信の秘密。など
に抵触するかも知れません。

契約は何も書面で交わさなくても
メールのやり取りで、要件をしっかり
書いて残しておけば有効です。
撮影要件を書いておきましたよね。
だけでは不十分で、
「書いてあった内容で了承して頂け
  ましたか?」
「Yes」
と言う意思確認をしておくべきです。
銀行の裏面約款などはこの点凄く不親切。
まぁ、一種のモデルリリース。とでも
言うものですね。

以下、最低の要件です。

1.撮影日時
2.撮影目的
3.撮影場所
4.衣装
5.撮影により発生する費用、金額
6.費用の負担は誰が行うか
7.費用はいつ、どのように支払うか
 (決済条件)
8.撮影データの受け渡し数量
9.撮影データの受け渡し方法
10.撮影データの受け渡し期限
11.撮影データの使用許諾
12.その他の条件(具体的に)
ex.断り無く加工をして使用しない。
 許可無くモデルに触れない。
 など。
その他の条件の部分は契約内容と
言うよりはマナーの部分ですから
本来、こんな細かい事まで書くか
否かは微妙です。
そもそも、書かなきゃ危ないかも。
と感じ取れる相手なら、双方撮影は
しないが吉。
カメラマンのみならず、モデル側にも
思い込みが激しい人はいるので、双方
リスク管理のマインドは持ってた方が
いいです。

あと、ただモデルを撮れたらいい。と
言う人はいざ知らず、普通は自分なら
ではの撮影をしたい。と言うカメラマ
ンが多いでしょうから、衣装なんかも
事前に話し合っておくと思いますが、
たまに、同じ衣装で同日に場所変えて
3人のカメラマンの撮影を受けている。
みたいな人が過去に居ました。
カメラマン的には消化試合されている
ようで頂けません。少なくとも自分は
遠慮したいタイプ。

現像やレタッチをどこまでやるか?
これも仕事なら予め決めておきますが
、現像、レタッチを含めてカメラマン
の作風と捉えられることが多いから、この辺りは双方、事前に話しをして
お互いのニュアンスを掴んでおくと
いいです。

こうしたやり取りの中でこれらの
要件の内容を交渉するのはアリです。
要件が合わなければ、契約不成立で
撮影をしなければいいだけです。

で、これをメールででも残しておけば
、出るところに出た時も役に立ちます。
SNSのような場で私的制裁を行おう。
と言うのは正規のやり方ではありま
せん。

改めて書きましたけど、一般企業で
商取引の経験がある人で有れば、至極
当たり前のことを書いてんなー。
と言うレベルの話しです。
まぁ、今は4月で、新卒に取引のイロハ
をレクチャーしてると思えば。^^;

こんな話しも講座ではやっていて、
トラブル無く、カメラマンもモデルも
ポートレートを楽しむためのノウハウ
(と言うほどじゃ無いけど)も伝えて
います。
が、きっとトラブるタイプの人は
こう言う内容に興味を示さないんだ
ろうな。^^;

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