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50代の就活はぼちぼち進行中。

2024年5月5日。
面接が入っていた件、先週最終面接に行ってきた。
代表の方と笑い合って和やかに進行していたが、途中から無愛想で不遜な態度の女性が一人加わった。
その方に「うちのこと知ってました?」と質問されたので、「存じておりませんでした」と言ったら、岩塩を頬張ったのかと思うくらい顔の全パーツを中心に寄せ、露骨にめちゃくちゃ怪訝な表情をして、暫し彫刻化して固まっていた。
その筋では(注:カタギである)代表は有名な方のようで、テレビで特集されたこともあるらしいが、知らないもんは知らないのだ。
その人は顔を元の無表情に戻したあと、突然さっと立ち上がって「気をつけてお帰りください」と退出を私に促した。
差し詰め私は闘牛か、彼女はそれをひらりとかわすマタドールか。
立膝をついて「勿論存じておりますです!!」と胸の前で祈るように手を組み、キラキラする瞳で見つめて欲しかったのだろうか。嘘であっても。


とはいえ残念な気持ちよりも、前職と同じような人たちがいそうな企業を回避した安堵感の方が大きかった。
そんな態度をしてしまう女性を最終面接に関わる役職に抜擢している代表も、同じような考えの持ち主なんだと思ったからだ。罷り間違って採用になっても私には合わなかっただろう。

面接って「企業が応募者をふるいにかける」だけではなく、応募者だって企業をジロジロじーーーっと観察している。
私はこれまでパート先でも役職としても面接を行なったことがあるけれど、自分が企業の代表だと思って好印象でスマートに対応したいと思ったし、企業にとっても応募者にとっても人生や未来がかかっている真剣勝負だと思うからこそ、その人の人となりや今後どんなことができそうなのか可能性を引き出す会話を心がけた。
だから今回の面接は私にとってなかなか衝撃的で、そして面白かった。
面接ってドラマがあるよね〜〜。


サーモン&ホタテのマリネとサングリアでアペロ。
緑の野菜がピーマンしかなかった。
カナッペはクリームチーズとおかか。
慎ましくGW はすぎてゆく。

いやいや、何言ってんだよ!切羽詰まってるんだから、なんでもいいから早く就職しろよ!
と過去の私なら思うだろう。でも焦っても仕事は見つからない。もし見つかっても長く続けることができるのかは疑問だ。
その後、ぽちぽちと3件応募したら2件が書類通過。
おまけに別件でスカウトが来たのだが、オフィスまで片道1時間40分ときたもんだ。ZOOMでのカジュアル面談はとても楽しく終了したし、こちらの意向は諸々汲んでくれる感じなのだが、なんせ通いつづけられるか疑問。

「素敵だなと思う人には断られ、言い寄ってくれる人はこちらがその気になれない」みたいな、今は青春真っ只中の恋人探し中・・という楽しげな妄想をして精神状態を保っているところ。
いや、楽しげな妄想じゃなくて気持ち悪い幻覚ってやつだわ。

サポートしても良くってよ。