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3Dプリンタでペットボトルのキャップを巨大化したら機能的な植木鉢になった

初めは帽子にするつもりだった

 ある日ペットボトルのお茶を飲んでいるときに何気なく手にしたボトルキャップを見て、僕はこんなことを思った。
"cap"には"蓋"以外に"帽子"と言う意味がある。ペットボトルのキャップを巨大化すれば、蓋から帽子へと存在形態を変換することができる。
何よりペットボトルのキャップを被ってみたい。
 その耐え難い誘惑に駆られた僕は、早速創作に取り掛かった。周りは幸せな家庭を築いたり、キャリアアップを真剣に考えていると言うのに30も過ぎて僕は、いったい何をやっているのだろうか。そんな思いが過りつつ、現実を無視して創作を続けた。巨大化ネタのアイディアで溢れるこの世界で僕は創作の衝動を抑える事ができない。

逆さまに使う発想の転換

 ノリだけで作ってしまった結果、出来上がった巨大ペットボトルキャップには大きな欠点があった。それは、ボトルの穴が小さくて深く被れない事と、仮に被れたところで致命的にビジュアルが面白くないと言うことだった。

 その事実に愕然としながらも、それなりの材料費と労力を注ぎ込んで作った無用の長物の使い道をあれこれと考えた。巨大ペットボトルキャップを弄り回すこと30分、カフェに置いてある観葉植物を見た瞬間、ブレイクスルーが起こった。
 巨大ペットボトルキャップは逆さまにすると植木鉢として使えるのだ。しかも鉢皿のキャップがボトル部分と着脱できて実に機能的だ。
ボトル部分に穴を開け、土の水分が底に落ちるように設えてあげると、立派な植木鉢が完成した。

今回の創作で、僕はペットボトルキャップは巨大化すると蓋から鉢へと存在形態が変化することを発見したのであった。

作り方

3Dデータ
 
3DデータはThingiverse公開されているものを使用した。
こちらのデータはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供されているものなので、商用利用も可能である。本ブログを見て、巨大ボトルキャップに可能性を感じられた方は量産化を検討されては如何だろうか。

今回鉢植え用に改良したデータも下記リンク先ににアップした。
同じものが欲しい方は、こちらからダウンロード可能である。

https://drive.google.com/drive/folders/19m6IYERRaCfV1v5mTGpjSGXs3VnRIM5n?usp=sharing

使用機材

 3Dデータの準備が出来たら後は3Dプリンタで出力するだけだ。
Large Boysの制作では主にFlashForgeのGuider2を使用している。
Guider2は最大プリントエリアが280mm×250mm×300mmと大きく、プリント精度も良好だ。これまで何台か3Dプリンタを使用してきたが、プリントミスが少なくスライスソフトも使用しやすいのでオススメである。

 

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