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休職期間の過ごし方-一生の趣味に出会う-

今日は休職期間の過ごし方について書いていきたいと思います。
※長めです。

休職期間-A period of absence-

→2024年7月1日~現在(2024年9月25日)

会社に行けなくなったのは2024年6月の中旬頃でした。
行けなくなる日の前日、私は集中力が切れ、フレックスで17時に仕事を切り上げて帰宅しました。

まさか、その日から一度も会社の敷居をまたぐことがなくなるとは、微塵も思いませんでした。

6月末までは、どうしてもやらなきゃいけない仕事があったため、泣きながら、リモートで仕事をしていました。
その後、仕事に区切りが付いたため、7月1日から1ヶ月とりあえず様子を見ることとなりました。

冒頭にもある通り、1ヶ月では復職できず、結局現在に至るまで休職が続いています。

精神的に、会社の誰とも連絡さえ取れない状況だったので、恋人(同じ会社の上司)に様々な連絡をしてもらっていました。

休職期間の過ごし方-How to spend a period of absence-

休職期間の過ごし方について、思い出してみます。
(正直生きるのに必死な時期もあって記憶が曖昧な部分もあります…)

(1)会社に行けなくなってから休職するまで

急に休職期間ではなくなりますが…笑
ただ、有給を消化したり、最低限の仕事だけやったり、欠勤したりしていたので、実質休職期間に入れさせてください…!

会社に行けなくなり、数日後、思い付きで、興味のあった編み物を始めてみようと思い、Amazonでかぎ針セットを購入しました。

YouTubeを見ながら、見よう見まねで基礎の基礎から始めました。
わからないながらも、気付いたら”ただの毛糸”が”かわいいもの”に変わっていき、ましてやそれが”自分の手”で作られたことへ感動し、どんどん編み物にハマっていきました。

とはいえ、メンタルはズタボロだし、そんな自分との付き合い方も全く分かっていない時期だったので、いつでも編み物ができたわけではないです。なんなら、ソファかベッドで寝転んでいる時間がほとんどでした。

このころは毎日寝る前に泣いていたような気がします。
何があったわけでもなく、ただただ悲しくて、でも寝られなくて泣いていました。

そうして次の日はお昼頃まで寝て、起きたらソファに寝転んで動画かSNSをぼーっと見ることしかできませんでした。
恋人がお昼休憩の時、可能な限り家に帰ってきてくれていたので、それがとてもうれしかったのを覚えています。

一人の時間が生き地獄なので、なるべく寝て過ごして、恋人の帰りを待っていた気がします。

(2)休職初期

1回目に心療内科を受診した際には会社に行けなくなった経緯などを話して、診断書をもらって様子見していましたが、休職した後の2回目の受診の際には、薬を処方してもらいました。
薬の副作用で「吐き気がしたり、胃がむかむかする人がいます」と言われていて、私もその一人でした。
でも、その代わり、もやもやした気分が晴れて、以前より気力が戻ってきて、気持ちも前向きになれる時間が増えました。

正直、気持ちが晴れることのほうが重要で、副作用が全然気になりませんでした。
副作用自体は一週間程度で落ち着いてきたと思います。

以前よりは気力が湧くようになったため、編み物の時間を増やしたり、家事をやってみたり、ご飯を作ってみたり、少しだけ生産的に動けるようになった時期でした。
気が紛れて楽しくて、起きている時間はほとんど編み物をしていたような気がします。

(3)休職中期

薬のおかげで、生産的に生きれるようになったので、次は社会に戻る練習を少しづつ始めましょうということになりました。

夜遅くに寝て、お昼前まで寝る生活になっていたので、睡眠導入剤を処方してもらい、生活リズムを少しずつ戻す練習をしました。

睡眠導入剤の副作用に「夢をたくさん見るようになり、悪夢を見る人もいる」と聞いていたのですが、ちゃんと夢が増えたし、悪夢の日も増えた気がします。
今でも処方してもらっているので、この副作用は続いています。

この頃は仕事のことはとにかく考えないようにしていたので、笑顔でいられる時間が長かったように思います。

変わらず、空いた時間に編み物は続けていました。

(3)休職後期

睡眠導入剤を飲み始めて、すぐ寝れるようになったのですが、何時に寝ても3時から5時ころにすっきり目が覚めてしまうことが増えました。

すぐに起きて活動できるくらい目が冴えていたのですが、ここで起きると日中に眠くなってしまうので、6時~9時ころまでは寝るようにしていました。
今はあまりないですが、一ヶ月ほど続いた気がします。

基本的に元気に過ごせるようになり、「○○の勉強がしたい!」「○○に行きたい!」など、意欲的になれる時間が増えてきました。

「適応障害治った気がする」と、なんとなく思っていましたが、全くの思い違いでした。

とにかく仕事のことを考えず、会社の人との交流も絶っていたため、元気に過ごせていただけでした。

恋人が「どんな働き方なら戻れそうかゆっくりでいいから考えておいてね」と言って会社を出て行った日、どうしたら戻れるかを考えていました。
すると、どんどん、どんどん気分が落ちて行って涙が止まらなくなりました。

この時に適応障害の怖さを改めて感じた気がします。

また、特に何もトリガーがなくてもずっと気分が沈んでいる日もあり、毎日苦しい、苦しい、と考えていました。

最近はこの沈んでいる日も少なくなってきて、やっと人間らしく生きていけるようになったなと思います。
本当は復職準備として行ったことも書きたいのですが、長くなったのでまたの機会にします。

編み物の魅力-Good points of Crochet-

会社に行けなくかってから現在まで、とにかく編み物をしていたなあと、振り返って思います。

元々、チマチマしたことが好きなので、いつ始めてもきっとハマっていたと思います。
ただ休職期間に始めたことで①時間がたくさんあり、成長をたくさん感じられて嬉しく、②小さな達成感をたくさん感じることができ少し元気になれてたため、どはまりしたのだと思います。

「新しい毛糸を買うためにも働かないと!」と、働くモチベーションも上げることができました。
(毛糸って、地味に高いのしっていますか…?)

毎日何かしら編んだり、新しい編み方を練習したりしていて、恋人が仕事から帰ってくるたびに、「見て~!」と見せてほめてもらっていました。

とにかく、編みあがったものを見ているだけでも幸せになれるし、いいことばかりでした。
こうして、私は一生の趣味に出会いました。

編み物について、もっと語りたいので、またこれも別の機会に…笑

最後に-Lastly-

編み物は、大学生のころからやってみたかったことですが、適応障害になり休職しなかったら、このタイミングで始めることはなかったと思います。

適応障害で失ったものは多くありますが、得たものもたくさんあります。
まだ、失ったものばかり見てしまう日もありますが、もっともっと、得たものに目を向けられるようになりたいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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