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酷道、険道、死道-1(R352 奥只見湖~御池ロッジ)

酷道、県道、死道といわれるいわゆる「ひどみち」というジャンルがある。この道たちはそんな風に思ってほしくはないのだと思うし、住民が必要だから存在する道たちである。
時が流れ、トンネルが掘られてしまい、必要とされない道というものが出てきてしまう。そのような時に走ってみると、遺構、絶景、危機と色々な浪漫があるものである。今回はR352について話させてもらいます。なお、新潟側から抜ける流れです。
なお、この道が生まれ変わる事はないと思われます。尾瀬が近いし、新潟としてもまずはR289八十里越を完成させないとならないからです。

きっかけは奥只見シルバーラインでした。歪なトンネル群が約26くらいかな、連続して続く一般道があるんです。(バイク禁止なのにバイクで来る非常識な輩もいます)そこを抜けると、絶景な奥只見ダムがあり、私がダムカード集めと酷道好きの原点に近いものだったと思います。もう奥只見のおっきい売店は営業をやめてしまいましたけど、とってもいいところなのは今も変わりません。

R352の枝折峠もなかなかきつい道だが、シルバーラインどちらを使っても奥只見湖に着く。なぜここが酷道なのかというと
・冬は通行止め、道が細い(崩落しやすい条件という事)
・奥只見湖をずっと沿うように細い道がクネクネする
・湖側にガードレールがない場所あり「落ちたら死ぬ!」
・洗い越しが20以上ある
この4点で構成されています。
洗い越しというものは、道路上に横のへこみを用意して、山側から流れてくる水を通す事。工事が行き届いていれば完全上下分離となるが、春にここにきてしまうと、山側から雪解け水が流れてくるため、ダイナミックな洗い越しを楽しむことが出来ましょう。
気を付けるポイントは、一度入ってしまうと数時間は抜け出すことができません。強い意志を以て運転してください。また、対向車も3ナンバー(正直、これが一番腹立たしい)がそれなりに来るので湖に落ちない事です。
落ちるというのはオーバーな書き方ですが、この辺が絶景ポイントになるので、車止めるなら何カ所かは広い場所があります。休憩もかねて眺めてみてください。夏は地獄でしょうから、やはり洗い越しが楽しい5月ごろでしょうか。

奥只見湖を抜けると、福島入りし、御池ロッジ(尾瀬登山に使う場所)を通過し桧枝岐村内へ入っていきます。
レストラン、山中に1件あります。行くならば下調べはしておきましょう。

桧枝岐村では温泉(実際に寄ったのは燧の湯に何度か)がとてもいいので酷道で疲れた体にお勧めです。伊南川沿いに走る素敵な景色も良いご褒美だと思います。是非ご自分のお車をBETしてこれらの絶景を拝んでみてください。
Spectacular views are necessary in life(人生にて絶景は必要)

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