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卓球・張本智和選手、伊藤美誠選手のスゴさがよくわかる話。福原愛さんとも比較

日本卓球界が誇る若き至宝、今回解説するのは男子は「張本智和」選手、女子は「伊藤美誠」選手です。卓球が詳しくない方にも、二人が超速で世界のトップへ駆け上がったことを知って欲しくて、有名な卓球選手と比較してみました。

今回は以下5名の選手を比べてみます。

1.元祖天才卓球少女・福原愛

1988年生まれの福原愛さんは現在32歳。選手として引退されていますが、日本で一番有名な卓球選手ですね。

現在は二人のお子さんのお母さんです。

2.リオ五輪銅メダル・水谷隼

1989年生まれの水谷隼選手は現在31歳。リオオリンピックでは男子シングルスで銅メダルを獲得した、日本男子卓球界のエースです。

全日本選手権10度の優勝は、卓球界のアンタッチャブルレコードかもしれません。

3.帰ってきた全日本女王・石川佳純

1993年生まれの石川佳純選手は現在27歳。ロンドン五輪では団体銀メダル、リオ五輪では団体銅メダルを獲得しています。

若手の台頭もあり...、というには早いほど石川選手も十分若いですが、今年5年ぶりの全日本チャンピオンとなり、健在ぶりをアピールしています。

4.大魔王・伊藤美誠

伊藤美誠選手は2000年生まれの20歳。卓球帝国とも言われる中国。中国メディアが「大魔王」と呼んで最も警戒するのが、伊藤美誠選手です。

幼少期の伊藤選手は、お母さんからかなり厳しく指導されたようです。

5.日本史上最高の逸材・張本智和

数々の最年少記録を塗り替え続けている、「チョレイ」で有名な張本智和選手ですが、2003年生まれの17歳です。張本選手のお母さんは、常に勉強のことの方を気にかけていたようです。

ちなみに張本選手が使用しているのは、こちらのモデルのラケットです。スピードとコントロールのバランスが良いので、卓球中級者以上に広くお勧めできるラケットです。プロ仕様のラケットというと、猛烈に弾む代わりにコントロールが難しい、なんてことがあるんです。道具のチョイスも「両立」ということなんでしょうか。

全日本卓球選手権を初優勝した年齢

日本の卓球の試合の最高峰といえば「全日本卓球選手権大会」です。こちら5名の選手が「初優勝」した年齢を比較してみました。

福原愛 23歳
水谷隼 17歳
石川佳純 17歳
伊藤美誠 17歳
張本智和 14歳

日本のトッププレーヤーとして長年活躍した福原愛さんですが、やはり大会に出場するとあらゆる選手からマークされます。全日本選手権の初優勝は、比較的遅い年齢です(それでも十分若いんですが)。

水谷選手、石川選手、伊藤選手の「17歳」という記録が、まず相当突出した記録です。私は水谷選手が17歳で優勝したときに「こりゃ当分破られない記録だろうな...」と思ったものでした。

張本選手は、その記録を一気に抜き去り14歳で全日本チャンピオンとなります。まさに、一気に日本のトッププレーヤーに躍り出たわけです。

世界ランキングの推移

ITTF(国際卓球連盟)が発表している「世界ランキング」。今回5名の選手について、年齢を揃えて世界ランキングの推移を比較してみました。

世界ランキングは時期によって算定方法が異なるため、異なる時期の世界ランキングは厳密には比べられないんですが、それでも「選手の凄さ」は十分伝わるかと思い、同じグラフに掲載しました。

結果は以下のようになります。

卓球ランキング1

日本男子のエース水谷隼選手ですが、この5名で比べると、世界のトップに躍り出たのは比較的年齢が上になってからなんですね。福原愛選手は、若い頃から長きにわたって世界の第一線で活躍していたことがよくわかります。石川佳純選手は世界ランキング200~100位の期間が比較的長く、苦労しながらでも着実に成長を続けてきたことがわかります。

続いて、13-18歳の部分をクローズアップしてみました。

卓球ランキング2

何より恐ろしいのは、伊藤美誠選手が非常に若い頃から世界の舞台で戦っていること、そして張本智和選手が13-14歳にかけて急速にランキングを上げていったことです。石川佳純選手・福原愛さんに至っては、グラフがまだ見切れている状態です。

結論:みんなスゴイ

日本一有名な卓球選手である福原愛さん。若い頃から世界の第一線で活躍してきたことは紛れもない事実ですし、その活躍が色褪せることも決してありません。

一方で、新たに日本のトップへ駆け上がった張本智和選手・伊藤美誠選手が、福原愛さんと比べていかに恐ろしいスピードだったかが、グラフにしてみて初めてわかりました。

水谷隼選手・石川佳純選手にしても、今回比べた中では苦労人の部類になりますが、それでも十分若い頃から頭角を表していた選手です。

こうして卓球界にはスゴイ選手が続々と登場している、ということを改めて知ることができました。

皆さんもぜひ、卓球のことを知ってもらったり、卓球を楽しんでもらえればと思います。

卓球関連では、もう一本記事を書いております。ぜひそちらもご覧ください。


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