海外につながる子どもへの絵本のボランティア活動をおすすめします その2
日本語で読むだけから始められます
2015年、私は外国にルーツを持つ子どもと親の読書活動をサポートする団「おむすびころりん愛知」を日本語支援に関わる仲間と共に立ち上げました。その頃、私の住む愛知県では日本語を指導する必要のある児童生徒が7,000人余りに及び、その数は今も増え続けています。様々な支援者が、この子どもたちに支援をしていましたが、その現場で気がついたのが本に親しむ子どもの少ないことでした。母語も日本語も十分でいない子どもたちのために、本に親しんでもらう活動を。まずそのスタートとして、絵本や紙芝居を日本語で読んでみよう。そこから活動は始まりました。小さい頃から絵本に親しんでもらうことが、子どもたちの言葉の力と心の力の両方を育ててくれると信じたからです。そして、この活動なら、外国語が出来なくても日本語指導の知識がなくても、いろんな人が子どもたちと接する機会になるとも思ったからです。もう8年になります。私は家庭の事情で静岡に移住しましたが、その活動は愛知県豊田市で続いています。ブラジル人学校や来日間もない子どもたちが日本語を学ぶ教室行って、子どもたちと絵本を楽しむ活動は続いています。私も静岡県でこの活動を続けるために、夫と小さな団体ラランジャ・リマを立ち上げました。その活動の楽しさを、少しずつnote で紹介していきたいと思います。今までの活動の様子はhttps://omukoro.com/に詳しく出ていますので、そちらも是非ご覧ください。 小野則子