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「『言いづらい』個人の悩みをみんなで考えられる社会へ未来の対話をしよう」シンポジウムを開催しました!

3月8日に、ミッドタウン日比谷のBASE Qにて、本事業の総括シンポジウムを開催しました!プロジェクトに参加し社内のコミュニケーションを担当された企業内の方や大学の関係者にお集まりいただき、大盛況でした!

COI-NEXT北大のイベントで度々お邪魔していたBASE Q。この度は北大の先生のご紹介もあり、会場として使わせていただきました。

この度の実証事業について

■経済産業省経済産業政策局経済社会政策室 間瀬さまからご挨拶

この度の事業成果について、補助金事業で大変お世話になった間瀬さまよりご挨拶いただきました!「生理用品の設置というテーマを通して、女性だけでなく男性も含む社員が企業内で率直な意見をできる素地をつくることに注目し、多くの企業でセミナーを実施、また、想定を大きく上回る企業で生理用品の設置を行なったと聞いています。この取り組みは、女性の健康やライフイベントに関わる悩みを人に話すことをタブーとせず、組織や社会共通の課題として捉えて助け合う経済産業省が目指す『新しい当たり前』を力強く推進する取り組みだと認識し、本実証の場で大きなムーブメントを起こしていただけたことを大変うれしく思っています」とコメントいただきました。

経済産業省経済産業政策局経済社会政策室 間瀬 菜生子さま

■市民共創型の生理用品設置意思決定プロジェクトの事業報告

沢田からは、本事業の実証実験・取り組みで確認できた諸々について事業成果として発表しました。生理用品設置は、女性が働く職場において、必要であること。また、その設置ができない組織においては、企業内での合意形成のバケツリレーがうまくいかないケースがあることなどをお伝えさせていただきました。

LAQDAプロジェクトの実施主旨についてご説明
みなさん、真剣な表情で聞いていらっしゃいます

インプットトーク

この度の実証実験・セミナー実施で、みなさまの参考になりそうな企業の方にお話いただきました。

実証実験企業の発表① IDPエデュケーションさま

グローバルに英語検定を提供するIDPエデュケーションの事業開発日本統括責任者さまである市川さまにお話いただきました。IELTSという国際英語検定の試験の場で感じる、生理ある人への生理用品へのアクセスの重要性をみなさまにシェアいただきました。

IDPエデュケーション 市川さま

実証実験企業の発表② 小林製薬さま

小林製薬本社の松坂さま、泉谷さまは、当日東京にお越しいただくのが難しかったので、小林製薬さんで実施したセミナーから一部抜粋して動画を流させていただきました。

小林製薬の社内セミナーより動画ご紹介

実証実験企業の発表③ 三井不動産さま

三井不動産さまは、当日別イベントとかぶってしまったため、ご出席がむずかしく、ビデオレターをお送りいただきました。

三井不動産 山田さま

実証実験企業の発表④ 東急さま・東京建物さま

東急 三國さま、東京建物 猪俣さまにはパネルディスカッションでご登壇いただき、実証実験での社内の反応などお話いただきました。

左:東急 三國さま、中央:東京建物 猪俣さま、右:沢田

アウトプット&グループワーク

4つの形のポストイットを用い、それぞれのテーマごとに今回の実証実験参加で感じた気持ちを参加者に書いてもらいました。

家の形は、プロジェクトに参加したことで生まれた対話について書いていただきました
個人で書いたあとは、グループでシェアいただきました

各テーブルでのワークシェア

さまざまな企業の方がいろんな立場で意見をしてくださり、充実した時間となりました。「もっと時間がほしかった!」との声も。

チームごとに話されたことについて、各テーブルに周り、聞いていきます。

テーブルによって、使われているポストイットの偏りも違います。これはプロジェクトに触れて、学びがそれぞれ違ったということ。それもとても興味深いことだと思いました。

最後はSUNDRED吉田さまにご挨拶いただきました。
三菱総研でも在籍されている吉田さまは、北大COI-NEXTの吉野先生からご紹介いただいたご縁です。意思決定が空気のように行われるということに触れていただきながら、生理用品がトイレにあることが空気のように自然になっていくといい、というお話をしてくださいました。

SUNDREDでプレコンセプション事業を担当されている吉田さま

最後はワークを壁に掲示

各グループから出てきたコメントを壁に貼り付けて、みんなが見れるようにしていきます。自分のグループ以外のコメントも見て、それぞれの学びを深める機会としていただきます。

6グループ分並ぶと、圧巻です!
どんな意見が出ていたのかな?写真撮影される方も

懇親タイム

生理用品の設置は企業によっては並大抵のことではなかったと考えています。スムーズに進んだ企業もそうではない企業もありました。でも、うまくいくことだけが大事なわけではありません。

今はダメだったとしても、担当者が強い気持ちでいられるように、みなさんを横で繋ぎ、支え合えるネットワークを構築していくお手伝いをしたいと思っています。今回もみなさま、盛り上がって下さったようで、主催者としてもとても嬉しく思います!

イベント後の懇親タイム。名刺交換が活発でした!

お集まりのみなさま、お忙しいところ、本当にありがとうございました!
みなさまと一緒に振り返ることができて、本当に良い機会でした。
これからもどうぞ宜しくお願い致します!

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📎 主催・協力・会場
主催:わたしの暮らし研究所株式会社
会場:三井不動産株式会社 BASE Q
登壇:
IDPエデュケーション 市川さま
東急株式会社 三國さま
東京建物株式会社 猪俣さま
後援:
・JST COI-NEXT「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」
(代表機関:北海道大学) 
・JST COI-NEXT「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」
(代表機関:慶應義塾大学)
運営協力:SUNDRED株式会社

*本活動は、経済産業省 令和4年度 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金の支援を受けたものです。
https://www.femtech-projects.jp/ 

📎 経済産業省 令和4年度 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金について
働く女性の妊娠・出産や更年期等ライフイベントに起因する望まない離職等を防ぐため、女性特有の健康課題は、女性本人だけではなく企業や社会全体で共に解決していくアプローチが欠かせず、その方策のひとつとして、フェムテックの活用が期待されています。経済産業省は、令和3年度より「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」を立ち上げ、このようなアプローチを通じて女性の就業継続を支援し人材の多様性を高めることで、中長期的な企業価値の向上を図ります。


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