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Events|ヨハンナさんと楽しむフィンランドスイーツ レポート

1/26(日)に開催しました、「ヨハンナさんと味わう季節のフィンランドスイーツ」の様子をお届けします。
(※イベントの詳細はこちら

今回は、2月5日「ルーネベリの日」にちなんで、この時期フィンランドでよく食されるルーネベリタルトと、こちらも冬を代表するスイーツ、ラスキアイスプッラをお楽しみ頂きながら、フィンランドスイーツの文化や特徴・トレンドについて、フィンランド出身のフードコーディネーター ヨハンナ・ノウシアイネンさん(@hokuofood.meirami)から学びました。

日本ではなかなか出会う機会の少ない、ルーネベリタルト。

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甘いものが大好きな詩人・ルーネベリのために、妻のフレデリカが家にあった材料で作った創作菓子が始まりと言われているルーネベリタルト。
今でも「クリスマスで余ったジンジャークッキーを砕いて生地を作るエコなお菓子」とのことですが、しっとりした生地に甘酸っぱいラズベリージャムとカルダモンやラム酒が効いた、主役になれるとっても美味しいスイーツです。

フィンランドスイーツには欠かせないスパイス、カルダモン。日本で売っているカルダモンはパウダー状が多いのですが、「フィンランドで売っているカルダモンは粒感の残った粗挽きが主流」だそう。粒を噛んだ時に香りや風味が強く広がるというから、フィンランドで食べるスイーツはカルダモンを強く感じるのですね。

そしてこちらは、ラスキアイスプッラ。

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スウェーデン流に、セムラと呼ぶの方が馴染みがあるかもしれません。
同じものかと思っていましたが、「スウェーデンのセムラはマジパン(粉末のアーモンド・砂糖・卵白をこねてペースト状にしたもの)が入っているのに対し、フィンランドのラスキアイプッラは、フィンランド流にアレンジしてイチゴジャムが入っていることが多い」とのこと。北欧ではこの時期、「あなたはマジパン派?イチゴジャム派?」のような会話がよく繰り広げられているようです。

“laski”は、フィンランド語で「滑る」を意味していて、ラスキアイスプッラは、2月の雪深い時期にそり遊びを楽しむ冬祭り「ラスキアイネン(laskiainen)」に欠かせない、冬を象徴するお菓子なのだとか。

ミニサイズのラスキアイスプッラの予定でしたが、通常サイズになってしまったとヨハンナさん。「今回特にうまく焼けた気がする!」と嬉しそうなヨハンナさんがとても可愛かったです。

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2つのスイーツのお話の他に、
・フィンランドってどんな国?
・フィンランドのスイーツ文化
・季節のスイーツ
・伝統のスイーツ
という4つのテーマに沿って、ヨハンナさんの体験談などを織り交ぜながら、お話いただきました。

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イースターやメーデー、夏至祭、クリスマスなどに食べる季節のスイーツのこと、日本でいう菓子パン「プッラ」やシナモンクッキー、ベリーパイなどの定番スイーツのこと。
(最近のフィンランドの新定番スイーツは、ココア風味のケーキにコーヒー入りのアイシングをかけた「モカケーキ」で、小学校の文化祭の屋台などでよく出ているそう。)

ヨハンナさんならではのフィンランド現地の情報に、みなさま興味津々、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

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少人数で行われた今回のイベント。
ヨハンナさんとの会話を楽しみながら、セミナーと言うよりもお茶会のような、終始和やかな雰囲気で行われました。

「お菓子作りの道具はどこで買っているの?」「このジャムは作り方は?」などなど、レクチャー後もお話が弾みます。

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気づけばみなさま完食!

ご参加頂いたみなさま、ヨハンナさんとの会話と美味しいスイーツ、お楽しみ頂けましたでしょうか。

LAPUAN KANKURITスタッフも、たくさんの知識を得ることができて、貴重な機会となりました。本当にありがとうございました。

ご応募がとても多く、ご参加出来なかった方々、大変申し訳ありません。
これからもみなさまにお楽しみ頂けるようなイベントを開催したいと思いますので、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。