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小さな宝物たちと過ごす日々

母の日のおくりもの

母の日にこどもたちからプレゼントをもらった。
「パパと一緒に用意したの💕」と嬉しそうに、じじょちゃんが仕事から帰ってきた私の顔をみてすぐに話してくれた。

サプライズを狙っていたむすめちゃんは「ないしょっていっていたのに・・」と不満げだったけれど、プレゼントを渡す楽しみでわくわくするのが止まらないじじょちゃんの様子も、サプライズしようとしたむすめちゃんの気持ちもどちらも愛おしい。母の日のスポンサーになってくれた旦那さんにも感謝と思いながら子供たちの様子を見つめていたら、私も小さな頃に、母の日のカーネーションを贈ったことを思い出した。お小遣いを握りしめて、近所の花屋さんに買いにいったことを。切り花を一輪、色とりどりのカーネーションの中から、母に喜んでもらいたくて一生懸命一番可愛いカーネーションはどれだろうと選んだことや、花屋のお姉さんがかすみそうをおまけしてくれたことや、ラッピングしてリボンをつけてもらったカーネーションを大切に抱っこして、わくわくしながら持ち帰ったことを鮮やかに思い出した。

まだ、母が自分にとって世界で一番素敵な母だと疑いなく思っていたことを、かつてお母さんが世界で一番大好きだった小さな女の子がいたことを。

ずっと忘れていた思い出を思い出させてくれたことも、
子供たちが一生懸命選んでくれたお花と「お仕事で疲れた時に使ってね」と渡してくれたチョコレートと入浴剤のプレゼントも、大事な大事な宝物。


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