見出し画像

あたしの中の「アメリカ」はニューヨークにあったよ

早いもので、アメリカに来てからもうすぐ4カ月。
ここ、ヤングスタウンでの生活にもさすがに慣れてきたのかなぁと思う。

それでね、一昨日までニューヨークに行ってきたの。4カ月近くアメリカにいながらあんなに都会に行ったのは初めてでした。

たくさん感じることはあったけど、一番の感想は「あ、これが私が想像してたアメリカだ」ってこと。


留学のためにヤングスタウンに来るまで、私の中のアメリカのイメージはね、

「人種のサラダボウル」

これに尽きるものだった。
世界中色んな国にルーツを持つ人達で構成された、たくさんの民族が共存している国。
人口の95%近くが自国民で、外国人に対してどうしても排他的な目を向けてしまう人がいる日本とは違って、色んな人種の人がうまく共存している国だと思ってた。


でもね、それは単に私の中での「理想像」に過ぎなかったの。


私が今いるオハイオ州の人種比率は80%以上が白人。10%ちょっとが黒人で、残りの5%くらいがアジア系とかヒスパニックとか。

もちろん、日本社会に比べたら人種の多様性はある。でも、私の想像していた「アメリカ」はここにはなかった。

画像3

アジア人である私はここではマイノリティーで、歩いているだけでじろじろ見られることもある。
ここの何倍もマイノリティーに対して当たりが強い日本に住んでる外国人って、本当にメンタル強いんだなぁと思ったよ。

アジア人だけじゃなくて、黒人に対する差別もまだ少なからず残っているみたいで、友達が「私のお母さんが結婚する前にお父さんを初めて自分の家族に紹介した時、『お前の連れてきた男はうちの家系には黒すぎる』って結婚を反対されたんだって」って話をしてたり、白人しか住むことが許されてない郊外住宅地があったりするんだって。

この前教授家族に連れられて大学の近くでやってたオーケストラのコンサートを見に行ったんだけど、あれも軽く衝撃的だった。

画像1

数百人入るだろうホールの中に、アジア人は私含め4人、黒人は(私が必死に探して見つけられただけで)5人。残りすべて白人。

正直に言うとね、「留学する場所間違えたかなぁ」と思ったよ。
いや、今もちょっと思ってる。

私が留学先をアメリカにした理由のひとつに「色んなバックグラウンドの人と出会いたい」っていうのがあったから。言ってしまえばここではそんな理想論は見当違いで、現地生の子の多くがオハイオ生まれ、オハイオ育ちの白人。

しかも現地生の子のほとんどがダイバーシティとか、そういうものに興味なし。多分マイノリティーすぎてそういう文化の差違が取るに足らないものというか、気にするまでもないものとされているんだろうなぁって思う。



だからね、マンハッタンの光景には本当に感動した。

画像5

それこそ「人種のサラダボウル」って感じで、白人も黒人も顔の平たいアジア人も彫りの深いアジア人もヒスパニック系の人も、みんなが素知らぬ顔して街を歩いてる。誰も「マイノリティー」じゃない感じ。公園のベンチで女の子二人が手を繋いで楽しそうにしている感じ。(私の住んでいる地域には同性愛者へのヘイトがかなり残っています)

きっとニューヨークにだってそういう社会問題はあるはずで、ニューヨークにいたのはたった5日間だけの私はそれに気づけていないんだろうけど、それでもやっぱり私の思い描いていた「多様性のユートピア」的なアメリカに限りなく近いものがそこにはあった。

画像4

正直言えば私はこのニューヨークの「開けた社会」の方がヤングスタウンなんかよりも何百倍も好きだし、生きやすいなと思った。


でも、この記事でなにが言いたいかっていうとただヤングスタウンとオハイオ州をdisりたいわけじゃないの。

ひとつの国の中にもこんなに違いがあるんだなって実感できたってことが言いたい。

どんな国でも都会(アメリカでいうとカリフォルニアとかニューヨークとか、海岸の方)はリベラルに、田舎は保守的になりがち。

私は生まれてからずっとどちらかといえば都会で生きてきて、今の自分の考え方もかなりリベラルな社会に影響されてると思うから、こういう世界を知れてよかった。

日本の中にもこういう、私の想像を絶するほど保守的な地域ってあるんだろうなって気づけた。


あと、オハイオ州を説明するときによく言われるのが「昔ながらのアメリカの感覚が根強く残っている」らしい。

画像5

ニューヨークにあったのは
「世界の中心としての」アメリカ。
ここにあるのは
「アメリカという、一国としての」アメリカ。

表現するの難しいけど、、、


とにかく、私の今いる場所は「世界の中心」「外から見たアメリカ」じゃないアメリカなんだってことに気づいたよ。

良い意味でも悪い意味でも、世界に開かれる前の、世界の中心になる前の、世界の最先端になる前の「古いアメリカらしさ」が残っているんだと思う。


これ気づくのに4カ月もかかっちゃった(笑)
こんなに足踏みしたの久しぶりだなぁ


来学期からはこの「治安が悪すぎて街を歩けない、大学の敷地から出るすべがない環境」の中で何ができるか模索中です。

状況理解がやっとできました!ミナトはめげないぞ~~~!!!!



【P.S.】
過去最大級に自己満長文、、、ここまで読んでくれた皆さん本当にありがとうございました。全部で2500字弱ありました。軽くレポートですね。やっぱり文章書くのは苦じゃないし好きだなと思いました。

病んでる?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、今までのこの環境に対する違和感が解けて、とってもスッキリした気持ちで来学期に向けてメラメラしています。


そして一昨日ニューヨークから帰ってきたばかりなのに、あと2週間で冬休みの大冒険が始まるという事実にむしろ超興奮してます。大西洋周遊楽しみだぜい✌




この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます❤️
9
「知らないこと」が大好き。好奇心のカタマリ。趣味は海外旅行、映画、ディズニー、人間社会観察 人の話を聞いたり、文章を書いたり、旅行したりします。

こちらでもピックアップされています

るみ的ソシオロジー
るみ的ソシオロジー
  • 5本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。