見出し画像

【確定】子宮筋腫・卵巣嚢腫 同時手術/嚢腫は良性?悪性?手術に向けてリュープリン注射をされました。

続き
「子宮筋腫と卵巣嚢腫で手術一択っぽい」
「内視鏡で?」
「腹腔鏡って」
「じゃあ手術しなよ」
「怖い。無理」
「残念な人だな。受付にもう一度先生と話せないかきいてみて。ダメだと言われても寄り切って」
「結構怖そうな先生だから駄目だと思うし、お忙しいだろうから頼めない」
「大切なことだよ。受付で寄り切ってきて」

寄り切る=我儘を無理やり押し通すという意味で使ってます。これは家人の癖で、一度こうと決めたら譲りません。私はあまり周りに我儘を通したくない質でして。ここは意見が合わない部分です。

受付でもう一度先生とお話させていただけないか確認してほしいことを頼みました。しばらくして「大丈夫です、お待ちください」と言っていただけました。申し訳ない。

家人曰く「良い先生だね。別の日にしてくださいって断る医者の方が多いと思う」とのこと。よく寄り切らせたな。家人は医師と接する仕事なのです。待ち時間、スマホで「子宮筋腫」「卵巣嚢腫」「腹腔鏡手術」について検索しました。

子宮筋腫:子宮にできる良性の腫瘍。30歳以上の女性の20~30%は子宮筋腫を持っていると言われている。月経困難症、過多月経、貧血、便秘・頻尿、腰痛、不妊などの原因となる。
卵巣嚢腫:卵巣内に液体や脂肪がたまってしまう、触るとやわらかい腫瘍のこと。原因不明。中身によって「漿液性嚢腫」「粘液性嚢腫」「皮様性嚢腫」「チョコレート嚢腫」の4種類に分類される。9割は良性。7cm以上の嚢腫は、茎捻転のおそれがあるため、原則として摘出する。
腹腔鏡手術:お腹に2~4か所の切開(3~30mm)し、モニター画面をみながら行う手術のこと。全身麻酔。術後の傷が目立たない、術後の痛みが少ない、入院期間が短くて済む、元の日常生活に戻るまでに要する期間が短いという利点がある。

月経過多で生理前前後は頻尿、不妊、たぶん嚢腫は7㎝以上あったな、腹腔鏡手術はダメージが少ないようだけれど、手術は手術で、数センチとはいえ切るんだな…。全身麻酔は未知の世界だ。

今日のすべての診察が終わった後、先ほどお話してくださった医師に呼んでいただきました。
「色々申し訳ありません。付き添い1名同席して再度説明いただいてもよいでしょうか」
「どうぞ」
今回は家人も入室しました。


「この人、貧血でしょ?」とまずは医師から筋腫でも嚢腫でもない話。
「はい、健康診断で引っかかっていました」と家人。
くそ、バラしたな。隠していたのに話したな。
そして張本人以外2名で私には異国語と思える話が始まって、家人が医療関係の仕事をやってることを医師が察知してしまう。
「手術しかないんだけどね」と医師。
「ですよね。腹腔鏡でやっていただけると聞きました。状況からして手術ですよね。腹腔鏡で手術できる先生に出会えてよかったです」
「いやいや。じゃあとりあえず9月15日が空いてるから、この日に入れとく?」
「お願いします」
「さっきも話したんだけど子宮はどうする?」
「子宮はとっておいてください」
「了解。あと、今日と来月、〇〇〇プリンして」
「なるほど」
「それで小さくして、ただ〇〇〇プリンはうちでは2~3か月しか使わないから」
「はい」

なんと!手術することになってない?
先生も先ほど私と話している時とは打って変って嬉しそうに話してる。海外でやっと会話ができる人に遭遇した時みたいな。よかった日本語通じたよ。あれ?あなた日本人?俺、この国にきてやっとまともに話せたよ。
うちのバカがご迷惑をおかけして申し訳ありませんねえ。こいつ医師に不慣れなもんで、大変な失礼をお掛けしました。おい、おまえ、大先生に土下座しろやこらって聞こえるぞこら。
私は一切会話には入っていないのですが、手術が再来月で、えっと、プリン?プリンを食べるとよくなるの?

「いいよね?」という圧を2名から掛けられ、思わず「はい…」と答えたような答えなかったような。
「8月13日に手術前検査受けてもらうから、その時に手術するかしないか決めていいよ。あと卵巣だけど、たぶん大丈夫だとは思うけど悪性の可能性も否定できない。造影剤を入れたMRI撮ってもらおうかな。あと自己血もとることになるから」
悪性?悪性ってガンってこと?
「この後、リュープリンしてから帰って。これすると血がドバーっと出る人がいるから、血がドバーとでててんぱったら病院にきていいからね」

リュープリン

「リュープリン」をスマホで検索しながら待合スペースで待っていると、看護師さんがきてくれて、また別の診察室に通されました。私が注射が苦手であることを察知してくれて、「採血されると具合が悪くなるタイプですか?横になって注射しますか?」と気遣っていただけました。「横にならなくても大丈夫です」と伝え、左腕にブスっとやっていただきました。久しぶりの注射は痛かった。でも看護師さんって天使。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?