ちっぽけで些細なこと

おはようございます。
時刻は午前10時に差しかかろうとしています。
日本の季節は夏。しかし私のいる国は冬という感じです。最近日本の素晴らしさを感じ、反動で日本を恋しく想うことが時々あります。

これはつい昨日の話です。私は仕事をやめて一日目、念願だった自堕落な生活を体感していました。午後8時半近所のショッピングモールのスーパーマーケットットにての出来事です。いつも通り買い物をしようとカゴを片手にぶらぶらとしていました。私の前を通った従業員はワゴンいっぱいの潰し積み上げられたカードボードを運搬していました。ワゴンからカードボードが滑り落ちた際、私はなんの迷いも無く拾い 'Excuse me' と声をかけダンボールを渡します。すると横から見ていて他の従業員の方がお前日本人だろ?と声をかけてきました。そしてカードボードを運搬していた方も頷いている様子で、ニコニコしていました。私はそうだよ日本人だよ。でもどうして分かったの?と聞き返すとそんな親切な行動を見返りも求めずにするのは世界で日本人くらいなんだと答えてくれました。それを聞いて私は近年、日本は政治家の汚職、若者の違法薬物、少子高齢化などあまり良いニュースが流れてこないこともあり日本という国に生まれたことを喜ばしいことだと思うことが減っていたため大変喜ばしい気分になりました。

私の生まれた国、日本。 国内にいると気づくことが難しい日本の良さを世界に出て実感する。実感するまでの過程で善、偽善などは全く考えず当たり前の行為を当たり前のようにする。それだけで気持ちの良い1日が送れること、また今後もそれを忘れないこと。思い出ひとつは小さいのかもしれないけど積み重なっていけば膨大になる。

そこには人種の壁はなく差別意識もない。祖国日本での当たり前の善行為が日本の外へ出れば評価される。もちろん全てとは限らない、しかしそれは皮肉であろう。


私は忘れない。Japanを胸に誇りを持って今日も生きていく。

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