書評


本はいろいろなことを教えてくれる。また実際には体験できないことを疑似体験させてくれる。書評という仕事がある。書物の内容を紹介、批評して読者に伝える職業文筆家。人よりたくさんの本を読み、自分を前に出し過ぎず、自分の立ち位置をふまえて世の中のながれも理解しながら簡潔に自分の言葉で表現する。客観性が失われた文章は読んだ人を不快にさせる、自分のなかに編集者的な視点を持つことが必要だと書評家の印南氏は書いている。だが、人間には波がある。乗っているとき、乗らないとき。どうしても今書ける状態でないな、と思うときは距離を置いてリフレッシュすることも必要だという。


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