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山のマンゴーは腹も心も満たしてくれた

「サワディー」
外出禁止も意に介さず、山の方から声がする。
この声はウォンさんだ。
声が近づき彼の姿が見える。
手には何かを包んだバナナの葉っぱ

柵を乗り越えてこっちまでやってきたウォンさんが得意げに開いたバナナの葉っぱの中には、採れたての山のマンゴー
しかもいっぱい!

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「おお!こんなにいっぱい!」
「食べ物ないといけないと思って持ってきた」(<-多分そんな感じ)
「え?うちに?全部いいの?」
「うん。自分のは別に採ってあるから」(<ー多分そんな感じ)

なんて優しい!
人と人の繋がりってこういうことをいうんだよな。
恩着せがましくもなく、お金を貰おうとするのでもなく、本当に自然に助けてくれる
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そんな山のマンゴーのお味は?

大きさはこぶし程度にとっても小さいのですが、味は格別
たまに市場で買うマンゴーは大きいのですが、味が薄く甘いだけな感じ。
このマンゴーは甘く酸っぱく、とってもしっかりした味

実は小さいのに種は大きくて、食べる部分はほとんど無いくらいですが、一つ食べただけで満足します。
きっとそれだけ栄養がギュッと詰まっているんでしょう。
さすが、自然になっているマンゴーです!強さが違う

地元の食べ方
地元の人はもっと青く酸っぱい状態も大好きで、塩と唐辛子をつけて食べています。写真のマンゴーもまだまだ青い様ですが、中身は熟れていていつでも食べれる状態。熟れたのは地元の人もそのまま食べます。
ちなみにこの種類は皮が黄色くならない様で年に3回実をつけるそうです。

そろそろ農場にあるものだけの調理も飽きてきて(<ー贅沢)もうレパートリーないわ〜って考えていた時に届いたマンゴー。
彼は名医でしょうか?胃だけでなく心まで癒してくれました。
栄養も心も腹も乾きも全部解決。
しかも袋がバナナの葉っぱ。
なんて、エコでクリーンなんだ!
ありがとう!ウォンさん。

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。