【食べれる森作り2】森の新鮮パイナップルとガランガルを手に入れた
「森でパイナップルを作っている家族がいる。」
そんな噂を聞いたら来週から森作り再開なんて悠長なこと言ってられない。
すぐにでも会いたい!ってことでオンちゃんに打診。
「オンちゃん。明日森のパイナップル家族に会いに行こうよ!」
「え、あぁ、うん。いいよ。」(またこの人は急にそんなこと言う。と呆れ顔。)
森のパイナップルにご対面
と言うことで夜が明けた今日、農場からバイクで20分の村にやってきた。
作っている家族に話をして、農場まで案内してもらうことに。
兄ちゃんのバイクのケツにつけて行ったのですが、そこからが悪路もいいところ。
アドベンチャーとして成立するんじゃないか?
と言うデコボコ道。
ギアを一速に変えて、悪路を慎重に乗り越える。
と目に入ったのは5mほどの水たまり!
ここで止まっちゃ男が廃る・・・と言うか身動きできなくなるので躊躇せずにアクセルを回す。浅い水たまりであってくれとの願いが聞き入れられ、足が濡れることなくなんとか無事クリア。
ホッと一息ついたところで
シンボリックな高い木が目に入る。
前を走るバイクのエンジン音が止まる。
どうやらやら森の農場についたようだ。
ついたはいいけどパイナップルが見当たらない。
こんなところでパイナップル?
どこにあるんだ?
と思っていたら突然目の前に現れた。
「あ!あった!
え、あ、こんな感じなんや!」
目につかないのも無理はない。
この家族美味しいパインができるように密植せずにポツンポツンと植えているんです。
引きで見るとこんな感じ。
少なくとも写真の範囲に他のパイナップルは見当たらない。
この密植しない感じ、自然のままの大地で作っていている感じがなんとも美味しそう。
(美味しそうだけど、パインがぽつんって一個ある感じが、ちょっとアホっぽいって感じるのは私だけだろうか・・・)
だけど私が欲しいのは実ではなく、こっちの方。
「食べれる森」に植えるための房。
お願いすると二つ返事。
慣れた手つきでサササっと50房。
一瞬で袋一杯に。
なんだけどこれを二人乗りで担ぎながらあの悪路を帰ると思うとちょっと怖い。
怖いと言いつつ、せっかくきたのだから
「なぁなぁ、彼は他に何か作っとらんの?」
「ガランガル(カー)ならあるよ。ほらそこ」
おぉ
。確かにあの花はガランガル!
ちょうど時期なのか見事に花が咲いています
ガランガルは何か美味しい利用ができるんじゃないかなぁと思っているので、迷わずこちらもいただくことに。
どうやってもらうかと言うと、
ヨイセッっとテコの原理で地中茎をバキバキっとやって
ゴロンって塊を出して
これくらいの大きさに分けて植えるだけ
「何キロ欲しいの?」って聞かれたけど、何キロって言われても分からんし、とりあえず袋いっぱい頂くことになりました。
結局パインとガランガルのふた袋で50kgほど。
もう一度言いますが、これを担いで二人乗りで・・・
帰りは行きに増してなかなかのアドベンチャー体験となりました。
ちなみに他にもパパイヤと黒生姜も作っているそうなんですが、来月にならないと分けれるほど育っていないと言うことで、これは来月に持ち越しです。
食べれる森に植樹開始
と言うことで無事に戻ってまいりました我が農園。
パイナップルもガランガルも乾季を乗り越えて、毎年植える必要がないと言うのがいいところ。
食べれる森のコンセプトにぴったり!
早速、先日植えた木々の間に4ー5m間隔でパインーガランガルと交互に植えつけて行きます
難しいことは考えない
土も改良しない。
大きくなるまでは若干下草を刈ってあげますが、あとは手入れなしです。
パインもこんな感じ
この方法だと1年〜1年半で実がつくらしいのですが、本当でしょうか?(前回の頭をカットして植えたのは3年はかかるよ〜ってことでした)
あとはまたあの雨を待つばかりです。
激しい雨が連続で続いていたのですが、ここ数日はまたぱったり雨が止んでしまってます。
暴風雨でいいので早くまた雨がやってきて欲しいものです。
ちなみにもちろんもらったのは房だけでなく実の方も。
いつ食べようかなぁ
実るのも食べるのも楽しみです。
美味しいは幸せですね。
サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。