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ロックダウンすり抜けて農場に帰ってこれた話

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農場のロックダウンが続く中、パクセも不穏な空気に包まれていた
それもそのはず。
パクセの市中感染者が20人と増え始めたのだ。アマゾンカフェにいっても椅子が見当たらない。

少しの感染者が出るとロックダウンで封じ込めを行っているラオス。この様子ではいつパクセがロックダウンになってもおかしくない。

そんな中、なんと私は昨日無事に農場にかえることができた。

いやぁ本当にギリギリ。すれすれ。
ちょっと変則技でしたが、あの時思い立ってなければ、私はまたいつ開けるともわからぬ封鎖でホテルからも出れなくなっていたかもしれません。

リゾートとパクセ滞在を堪能

今回の旅は本当に思いつき。
突然検問が解除になったとお知らせをいただいて、この機を逃すといつになるかわからないと飛び立ったわけです。そして一路チャンパサックのリゾートへ

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全く不自由なく移動できリゾートを堪能。3日で急いで戻る予定だったけれど、諸事情あって5日滞在。
毎日日本との電話会議をすることになったけれど、それでもいつになくゆったりと過ごすことができた。

パクセへもどってささっと2泊くらいで所用を済ませて農場に戻る予定だったけれど、そんな時に農場がロックダウンになったのだ。

で、ふと我に返った。

「狭いラオスそんなに急いでどこいくの?」

ラオスの人たちからゆっくりすることを学んでいても、どうもこの日本人らしいセカセカとした感覚が抜けないらしい。

都会を堪能しようとしてたのにパクセでは2日で帰ろうとするのだから、せわしない病である。

いつもなら、それでもどうにか道を見つけて帰るタイプだったけれど、このロックダウンは「ゆっくりしなさい」とのお告げだと(それほど信心深くないのにこんな時ばかり)都合よく捉えてパクセでぐーたらを堪能することにした。

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雨が降ってもボタン一つで料理が出てくる(フードパンダ)し、
前日の夜から米に水をはらなくても市場に行けば米が炊けている
パンが食べたければ美味しいパン屋があるし、エアコンが聞いたカフェでぼーっと考え事ができる。
お酒も料理も色々な種類を堪能できる。
掃除しなくてもシーツも毎日交換してくれるし、水を汲みにいかなくても毎日水を用意してくれる。

最強のぐーたら生活。

農場から出なかった半年分の都会生活を堪能。
して2週間弱。
いやぁ満腹。これ以上いると体が駄目になる。
と感じ始めた。

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なにせ農場にいくらでもあるパパイヤを籠売りのお姉さんから買ってしまうくらい。多分相当体が自然のものを欲し始めている。これ以上ここにいるのは危険だ!(大げさ)

いざ農場へ帰ろう!

そんなときフッともう一度スタッフに電話してみなさいと声がした。その声にしたがい早速電話。

「どうだい?まだロックダウンかい?」

「うん、村は解放されたけれどまだパクセにはいけない。」

ン~やっぱりかぁと思いつつも何故かまだ帰れる気がしている。

「そうかぁそろそろ帰りたいんだけれどどうにかならない?」

「だったら村長に一度聞いてみて、明日試しにいってみるよ。」

これは少し意外だった。今までは頑なに行けないって一点張りだったけれど試しに来てくれるというのだ。
よし、これにかけることにしよう。

オッケー。じゃぁ(自分の)幸運を祈る

・・・

で翌朝
6時に電話が鳴る

「無事ラオガンは通過したよ」
おぉやっぱりお告げは正しかった」(別に信心深くはない)

・・・しかし30分後

「やっぱり検問があった。行けないと止められた。」

そうかぁ・・・やっぱり駄目だったのか。でもお告げがあったし行ける気がするんだけどな(繰り返すが信心深くはないし多分お告げでもない)

・・・となんとなく思っていると

続けて

「通してくれるらしい。お礼をしましょうね
「オフコース!」

ということで、なんと無事にパクセまで車が来れる事となったのだ。

かくして私は無事に農場まで帰ることができた。

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朝からやっぱりこの景色はいいなぁと
キレイな空気と風を堪能している。

そして今日、不穏な空気に包まれていたパクセがロックダウンとなった。
ホントギリギリだったけれど、直感で行動したら、もっともいいルートで、都会の滞在を堪能することができた。
そして少し信心深くなった(嘘)

というわけで、
お金の力ってすごいね?
という話でした。

どこが?

って思った方はピュアな方です。

<おまけ:ロックダウンでも町から出る方法>

ちなみに町から出る方法はなくもない。
県の担当局に行って、病院で検査してもらって、陰性証明とともに県の許可証と村長の許可証の両方持参で、ワクチンパスポートも携帯していけば一応渡れるとのこと。

ところが、この病院へ行けない。
いったところで本当に検査してくれるかも怪しいものだし、県から許可が下りるかもめっちゃくちゃ怪しい。(上手にお礼をすれば出る可能性は高くなる。)そんな状況が農場のある県の状況。

サポート頂いた場合は、食べれる森作りを中心に、南ラオスの自然を大切にする農場スタッフのための何かに還元させてもらいます。