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結果が出ないデザインは無価値である
デザインを行う上で最も必要なことは、結果を出すことです。
斬新な広告、美しいWebサイトに価値はなく、そこから繋がる結果にこそ価値があるのです。
インターネットにゴミを増やすのか、デザインで世界を変えるのかはデザイナーの力量次第なのです。
説明できないデザイン
デザインを価値あるものにする為にデザイナーがすべきことは、依頼者の希望をスタイリングに反映することではなく、様々なデータや行動心理から導きだされた1ピクセルまで計算されたデザインを制作することです。
つまり、デザインの全てに意味があり、その意味を説明出来るものである必要があるということです。
デザイナーは自身の製作物に責任を持たなければなりません。
何故そのレイアウト・スペース・文字サイズ・文字間・行間・色なのかを調査結果やデータに基づき説明出来なければならず、説明できないデザインはデザインとは言えません。
デザイナーを名乗るアーティスト
結果を出すデザインを創造する為に必要なことは、人を行動に導くための色彩やグラフィックの知識、ユーザーテストやABテストで得た情報を正しくデータ化する能力、またそれによって得た情報を正しくユーザーの為に活用できる能力です。
決して自身の感性とセンスを活用し人々を感心・感動させる表現者になることではありません。
それでも人は動かない
全てが計算されているデザインや、あらゆるデータから導きだされたユーザーに寄り添ったデザインは盤石であるといえます。
しかし、掲載した情報に不安があるのか、現状維持バイアスによる不安があるのか、時代を見誤ったのか。
理由は様々考えられますが、それでもユーザーが動いてくれない場合は往々にしてあります。
無価値なデザインの価値
デザイナーが考え抜いた、レイアウト・スペース・文字サイズ・文字間・行間・色、考え抜かれたデザインが結果に繋がらない場合は当然ありますが、そのような場合でも結果が出ないのであれば無価値です。
しかし、結果が出なかった事に意味はあります。
結果測定のための様々なデータや、ユーザーからの声などがデザイナーの知識や経験となり、価値のあるデザインを創造する糧となるでしょう。
恐るべきは、無価値なデザインに価値があると思い込んでしまうことで、失敗すること自体は悪いことではありません。
無価値なデザインを無価値と認めた上で、その経験を糧に、価値のあるデザインを創造することが出来れば、無価値なデザインにも価値があるといえるのかもしれません。
次にオマージュ広告する製品の購入費にします!ありがとうございます!