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詩「ジェットコースター」

はやくなったり、おそくなったり
日が昇り、沈むまで
何百回と走り続ける

はやくしたり、おそくしたり
淡い期待を持ちながら
平然を装う僕

あっという間に終わってしまう
高揚感の頂点はどこだろう
上る時かな
下る時かな

なにひとつ逃したくないから
目をつぶりたくないはない
瞼の奥にいたとしても

隣の人は知らない人
後頭部を見つめたあと
空白に視線を落とす

いつだって君は前
重なり合いたい
重なり合っているだけ

はやくなったり、おそくなったり
二度とない今日を
何百回と走り続ける


詩を書いてみました。
詩というものが何かは分かってはいません。
ただ、大事な人やものを前にしてなんだか気恥ずかしくて、言葉にする勇気もなかった想い、すでに手遅れになり行き場のない願い、そんな心の余剰にしかたなく形を与えたものが詩なのではないかと考えながら作りました。

同じ日など一日もないんです。
皆さん、今日も笑顔で過ごしましょう。








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