話すこと・聞くこと・新しい世界に出会うこと

今年の3月に発行された『AERA  English2023』に掲載されていた千里さんの記事について、自身のnoteでも触れよう、触れようと思いながら月日が流れーすると、昨日今日とこんなうれしいお知らせが♪

"Senglish"とは発明的なコトバ（！）でうれしくなってしまいましたが、本当、記事にもあるとおり、英語は世界がひろがるすてきなツール！
そして、自分のことばを持つこと、自分のことばで語ること。
Senriさんがインタビューで的確にお話くださっているのでぜひご一読いただけたらなあと思います。

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わたし自身の英語とのつき合いを振り返ると、実は話したい！聞き取りたい！という以前に、「自由になりたい」。
そういう思いが一番だったことに今気づかされます。

どういうことかというと、実は10代のころは今でいうHSP体質だったわたし（今では10人中10人が目を丸くして、絶対ウソだ～！！と言いますが💦）、今みたいに5月の気持ちよい季節でさえ、クラス替え直後の新学期に馴染めず、胃炎になって病院に通うという繊細ぶり。

自分の意見を口にするなんてとんでもなくて、周りに合わせることでなんとか呼吸し、生きながらえていたような気がします。

が。転機はある日突然に。
高校2年生になり、オーストラリア人の留学生メリッサがクラスメイトになったことで、世界が一変。
異国からやってきた彼女は、そんな緊張しいのわたしにも終始にこやかで、やわらかな雰囲気。即座に”友だちになりたい！”と思ったのでした。

そのためには英語以前にこのかたーく閉じた自分の殻を破ることが先決。次第に自分を開いて、英語にもまい進するように。

するとどうでしょう・・・。
英語だと、自分がどう思い、どう感じているかを言えるように。
ー正しくは、自分の感情をちょっと俯瞰して、英語という言語に変換する。という意識的な行為が日常に組み込まれたことで、自分が今なにを感じ、思うか、を言語化せざるを得なくなったのですが。

そして、そういうぎこちないたどたどしさが横たわっていたとしても、「聞く」という姿勢を崩さず寄り添ってくれたメリッサ。「話す」ということは決して怖いことでも自分を繕うことでもなく、自分を開く、という自由でポジティブな感覚なんだよ、と態度で示してくれた友。

後から思えば、発音とか文法とかさておき、それまで自分の中で浮遊しては流していた感情をちゃんとつかまえられたこと、それを受容してもらえたことが自己理解へと一歩踏み出せたのかもしれないです。

そんな経緯があり、英語に出会ったことで、わたしのメンタルは信じられないくらい自由になり、果てには新しい世界とつながる確かなチカラとなったのでした。

なので。
わたしは英語を学ぶことはセラピーって思っています。
英語でなくてもいいのかもしれないけれど、要は外的なある種外的な、異質なものが触媒になって、自分の感情や考えをちょっと俯瞰できたり、自己対話できるようなもの。

たまたまわたしにとってはそれが英語だった。
語学のいいところは、自分の枠を超えることができるだけでなく、実際さまざまな国の方々と接して世界がぐんと豊かに自由になるところ。

すると、英語がどうこういう以前に日々の暮らしや自分自身のあり方、日本のことなどなど自分の引き出しを耕さざるを得ないことにも気づきます。
ああ、コミュニケーションって外側だけにあるものでもないのだなあ。

いずれにしても、世界が内へ外へ広がりました。わたしを閉じた世界から連れ出してくれた、という感謝の気持ちしかないのです。

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とまあ、英語を流暢にカンペキに話す、という一点のみを目的にしている方からすると「は？」という感覚でしょうが、わたしはわたしのあり方で。。

こういう超感覚的なことをなんのてらいもなく書けるようになったのも比較的最近のことではありますが、「実は・・・人とうまく接することが難しくて」とか「HSP気味ですが英語に触れたいのです」とかーかつてのわたしのようなモヤモヤを抱えた方がご連絡をくださるので、互いの意思疎通も早い。そして閉じていた殻をわりと早い段階で破る方も多い！笑

英語っていうと、ステレオタイプなあるあるで、「陽気」イメージが強いけど、わたしとしてはポジティブ礼賛ではまったくなくて、自分を肯定できるきっかけであり世界がひろがるツール。（inside&outside両面）

自分自身の感覚でいいんだよ、って。
そういう許可を自分に自然に出せたツール。
それは当時HSP気味でもがいていたわたしにとって劇的な出来事で。

なので、もし今同じような場面で行き詰ってるひとがいたら、
分かち合ってみようかな、そんな感覚で英語のある日々と向きあっているところなのでした。（了）

（やっとこの件を長々noteで書けてよかった～笑）

＊あ！トップ画像はＧＷ前半、糸島（福岡）～唐津（佐賀）を海沿いに南下したときの絶景カフェからのもの♪
初日は小雨だったけど、人が少なくては入れました！晴れたら確実に大行列の人気カフェ。雨でも眺め良すぎて女子高生みたいにはしゃいでしまった。。。