ジョブ・カードは、平成20年の厚生労働省が作りました。その後、我が国の成長戦略のインフラとして位置づけられ、現在では、求職者、在職者、学生、と幅広い方が活用しています。
また職業訓練とも連動し日本版デュアル訓練や中長期的なキャリア形成支援を目的に拡充された教育訓練給付の対象となる専門実践教育訓練などの受講申込の必須の書類となっています。
それは、教育訓練受講者のキャリア・プラン(職業生活設計)、ひいては訓練受講の必要性をより明確にして訓練効果の向上を計ることを目的として、ジョブ・カードを作成し教育訓練受講前キャリアコンサルティングを受けることが制度化されているわけです。
現在の求人票で必要な応募書類について、私は、「ジョブ・カードは、自分のために作ります。履歴書などの応募書類は、応募先のために作ります。」と考えています。
今、毎月1回ハローワーク宮古とハローワーク釜石で「就職に役立てるジョブ・カード入門セミナー」を開催しておりますが、(これを聞いた後だとわかりやすいのですが。)ご自分のジョブ・カードを作成した後の、応募書類を作成するときのポイントについてご相談が良くありますので、その時にお話ししていることを紹介します。
以下その概要です。
■考え方
応募書類は、採用され一年間働いてもらえるお給料と同じ値打ちのある書類と考えています。
■履歴書
履歴書は、「初めまして」の自己紹介書類です。
企業は、まず履歴書の内容を見ます。職務経歴書を同封するとしても、決して履歴書も手を抜いてはいけません。(JIS規格から除かれましたが一般的に使用されるJISに準拠したものでよい)
基本1.「ボールペンか万年筆で書く」
基本2.「修正液は使用不可」
基本3.「文章形式や年号の統一」
基本4.「誤字・脱字チェック」
基本5.「好感が持てる写真を使う」
基本6. 「募集に合った資格を書く」
基本7. 「基本項目もしっかりと書く」
基本8.郵送で封筒はA4角二。
次のブログ記事で、職務経歴書との関係でもう一押し、もう一工夫をご案内します。
・・・04/01/20・・・