将来の仕事について

学部2年から3年への過渡期、自分は今将来の進路に迷っている。
一番近い選択でいえば、学部4年で卒業するか院進して修士まで取るかだ。一度、それぞれの選択のメリットデメリットを洗い出して比較し、ゆっくりと決める時間が必要だと思う。

話は変わるが、今日は色んな人・考え方との出会いがあった。昼にサークル交流会で出会ったSHUMPEIさんは、心斎橋を拠点とするマジシャン養成学校を運営している。彼は代表取締役社長であるとともにプロのマジシャンであり、マジックを演じることを仕事としている。ブライダルでの出張マジックを数多く受け持つ彼は、マジックを演じる際にクライアントの要望を最も大切にしている。自分のエゴでやりたいマジックを演じるのではなく、お客さんの一番求めるものを汲み取り演じている。

自分にとってマジックはただの趣味でしかなく、それで全く構わないと思っている。だが、今日は仕事としてマジックを扱う立場の人と交流して、全く新しいマジックのとらえ方をした。「仕事としてマジックを扱うことの責任」。どの職業にも言えることだが、どんな仕事に就くにしても、そこでは必ず責任が生じ、すべて重圧として自分にのしかかってくる。彼からは「責任」「重圧」といったものは感じ取れなかった(感じ取らせないようにしてた)が、仕事を選ぶ上では自分が感じるそれらとうまく折り合いをつけられるようにしなければならない。

「仕事を選ぶ」という選択は、しばしば人生の大半を決める大きな分岐点として語られる。だが、人生を1本の長いレールとしてみたときにはそのレールの一部でしかない。自分のやりたいことに職業選択の舵を切っていけば、おのずと理想の人生像に近づいてくるのではないか。逆の考え方をしてみても良い。「将来こういう仕事をするためにこういうキャリアを積みたい」とか、「○○歳でこのステータスを持ちたい」とか、具体的な目標じゃなくても、「お金に不自由ない生活を送りたい」とか「職場の人間関係を良好に保ちたい」とかいうモチベーションでも構わない。

要は、職業選択の時に大事にするべきことは「理想の人生像」を捉え、それに近づけるような選択を心掛けることだと思う。その「理想の人生像」は刻一刻と変わるものであると思うし、不変であることはあり得ない。だが、理想の自分になるために自分をアップデートし続けていくことが人生の幸福や生きがいにつながってくるのだと思う。自己分析はそのための第一歩であり、自分だけでなく他者とのかかわりの中で理想の人生像を更新していくこともあるだろう。

働くときには「理想の自分」を常に念頭に置き、アップデートしていくことが大事。

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