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いろんな大家さん 29

アメリカ在住20数年の大家のママンです。

不動産エージェントとして出会った大家さんたちにも色々な人たちがいました。個性的で十人十色で面白い人たちです。
もちろん普通のサラリーマン大家さんもたくさんいたけれど、
サラリーマンを知らないまま大家さんになった人達は
特に個性的な人たちが多いです。
会社勤めを知らないからきっとマイペースで個性的な生き方をしてきたのかしらと勝手に想像しています。
人に命令されるのは大嫌い。
常識なるものは通用しないタイプのマイペース大家さん達に、
とことん振り回されて思ったのは、なんだか会社の組織とは違う空気が流れているということと、面白そうだなということ。
彼らの生き方が楽しそうだったので自分もそうなりたい
と思うようになりました。
仕事を掛け持ちしながらキャッシュを貯めて早く不動産に投資したいと思い始めたのも、毎日身体を酷使して家を売るエージェントの自分にとって憧れの存在の大家さんたちに出会ったからです。

健康に気をつけているから毎日ジムに行き、友人とランチと言いながら
それはパワーミーティング。投資家同士の情報交換の場です。
ホテルで麻雀したり、ゴルプをプレーしながらビジネスの話ばかりしています。忙しいのが大好き。

図書館や本屋でお茶を飲みながら勉強をして、
テニスのレッスンやヨガのクラスで汗を流し、
バケーションの計画を立て
子供学校行事に参加し、近所のボランティアに精を出し
趣味の教室の友達ともこまめに会う。

全く働いていないようで、ずっと遊んでいるようで、ちゃんと働いている。
もちろん全てを管理会社と管理人に任せている場合が多いですが、
自分で管理会社を運営して、とことんビジネスに関わっている人も多かったです。

ママンがニューヨークで借りていたアパートの大家さんはかつてプロの野球選手でした。おじいさんだったから随分昔のことでしょう。
現役の頃に稼いだお金でビルを何棟か購入し、リタイア後はビルの賃貸とそのビルに入っているイタリアンレストランと、
スポーツ品店を営んで、フロリダに別荘をもっていました。
冬の間は極寒のニューヨークを離れてフロリダで過ごしていましたが、
ニューヨークの物件は自分で管理していて、フロリダとニューヨークを行ったり来たり。
不労所得があろうとなかろうと、忙しくするのが大好きなんでしょうね。

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