見出し画像

家賃を払わず住み続けるテナント対策  43 



大家さん友達のひとりが、
テナントが家賃を2週間払わないので追い出したという話で
盛り上がっています。

え?2週間?そんなに早く決断してから追い出せるの?
と驚きました。
これはオハイオ州での話です。
2週間遅れているというのは今月の話で、ここ何ヶ月は、月の初めに払うべき家賃を
何週間も遅れて払っているテナントです。

大家仲間とはカフェで会って
テナントとのやり取りや愚痴、
壊れたトイレの直し方などで盛り上がります。

家賃が入らなくなってから、すぐにテナントに書類を送り、
家の前に取り立てに行ったり、メモを貼って連絡したりして実際にテナントがそれを受け取ってそれでもすぐに家賃を払わずに
1週間経った時から大家のジンジャーさんは行動を起こしました。
実際は1ヶ月で全てかたがついたと記憶しています。

裁判所に行き説明したのです。テナントが家賃を払ってくれないと。
そうしたら、手続きはあれよあれよと言う間に進み
その3日後にはテナントの家の前に張り紙がしてありました。何月何日までに出ていってください。それ以降はマーシャル(執行人)がやってきて、この家の鍵を取り替えます、と。

その三日間の間に家の前から様子を見に行きましたので、ママンも張り紙を読みました。帽子をかぶって行ってと渡された帽子にカツラみたいなのがくっついていました。(あれはカツラではなくヘアーエクステンションというらしいです。ハロウィーンの時に使った被り物だそう。)

被り物をかぶって現場に近づきましたが、ちょうど引っ越しトラックに荷物を積んで出て行くところでした。

カツラをかぶって夜逃げする人を確認しに行くというのはなかなかできない経験でした。

話がそれましたが、州によってはオハイオ州のように大家さんにとても有利な州があります。

ママンがのちにニューヨーク市内の物件を手放しオハイオ州での投資にシフトして行ったのは、このような理由もあります。家賃の取りっぱぐれはあまりなく、テナントが家賃を滞納しても強制退去しやすい州だからです。

家賃を払わないで住み続けられる州で大家さん業をやるのは大変なリスクだと思います。このリスク対策はアメリカで大家さんになる前にしっかり認識しておいたほうが良いと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?