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今日から文章を書く練習として再開

初めに…

約二年前に始めて、数回しか投稿せずにおわっていたのでこれからなるべく負担にならない程度に毎日投稿しようと思います。主には、本の感想、最近あったこと、考えていることを整理、メモ用として書くつもりです。

イノベーションはなぜ途絶えたのかー科学立国日本の危機(山口栄一、ちくま新書)

すでに半分くらい読み進めていますが、今日読んだ内容の感想とかをつらつら書きます。本は基本的に、大学の行きかえりの電車(片道10分)しか読んでいないので、一日では雀の涙ほどしか読み進めていません。

内容

今日は、科学と社会の関り方についてでした。科学を価値のあるものとするためには、トランスサイエンスという領域があり、それには一般社会側とサイエンス側の両方から人が集まり、議論を行う必要がある。これは、サイエンスという純粋な知の探究の領域に政治や利益のようなものの介入を防ぐためであり、さらには知から生まれる価値を正しく認識してもらうために必要である。しかし、最近の日本では政治的な力がこの領域を侵食しつつあり、科学側からの発言の影響力が低下してきている。その例として、JR福知山線と福島原子力発電所の例を挙げていた。この例からわかることは、科学的には明らかな設計上のミス、どういう対処をするべきかは明らかな状態であったのにも関わらず、事故の原因を当たり障りのないものにしたり、当事者に押し付けたりしており、科学の立場が弱くなってきていることを示していた。

感想

この二つの事故により、明らかに上に立っている人間(経営者)の科学的な知見の少なさが浮彫になっており、これが最近の日本の流れなのかもしれない。というのも、本の内容にもあったように、政治的な力の方が強くなっており明らかにそちら側になる方がお得になる仕組み、体制が出来上がっており、それによって科学的な判断を軽視する、もしくはできない人が上に立っている。じゃあ仕組みと政治的な力の拡大、どちらが先だったのかは鶏と卵であるから特定は困難だと思われる。どちらにせよ、両者のバランスが大事なので、それを一人の人間に任せるのか、周りと協力してバランスを取るのかを視野に入れて上部組織を作る必要があると思いました〇

追伸

人間の持ってる力の中で最も強烈なのが順応、慣れ、習慣化だと思うのでなるべく無理せず文章を書くことを習慣化していきます。

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