今回は天才ミュージシャン、山下達郎氏の音楽に向き合うクリエーターの姿から、モノづくりについて考えてみました。
山下達郎氏、1953年2月4日に東京の池袋で生まれたシンガーソングライターで、プロのアーティストの間でも、最も尊敬されている方の一人です。
達郎さんは太鼓から始まり、好きな音楽にどんどんハマってゆき、頭脳明晰な才能を、学業から抜け出して惜しみなく音楽創作に注ぎ込みました。
食べるために音楽制作がCMで、その制約の多い身近な制作が、結果的に彼の才能を伸ばし、スターダムへと導かれてゆきます。
小さなホールで観客と一体化したコンサート活動を続け、テレビなどのメディアには顔出しをせず、サブスクリプションをしないのがモットー。
演奏、歌唱力、作詞作曲とマルチに活動し、CM曲で時代の最先端を常に走り続けてきました。
また、妥協なきプロデューサーとしての手腕が、業界を問わず、トップのクリエータたるものの生き方を示してくれています。
ものづくりのコンセプトが一貫し、かたくなすぎで時代遅れになるはずのところが、いつの時代も大衆を惹きつけてきた、奇跡のクリエーターです。
【山下達郎の音楽活動】
ご存知の通り、奥さんは竹内まりやさんで、奥さんへの楽曲のほか、ジャニーズを始め多くのミュージシャンの曲をプロデュースされています。
奥さんと著作権管理会社、テンダベリーミュージックを経営し、レコード会社はワーナーミュージック、芸能事務所はスマイルカンパニーです。
影響を受けたのはアメリカのポップス・ロックミュージシャンの、ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソン。
ヴォーカルを多重録音で一人アカペラを作る達人でもあり、ソフト・ロック、ブルーアイド・ソウル、スウィート・ソウルの影響も受けています。
山下達郎氏の音楽作りは、ボーカル、バックコーラス、ギター、シンセサイザー、パーカッション、ピアノ、編曲をこなし、
アコースティックのリズミカルなギターのテクニックなどのアナログから、デジタルの高度な技術をもつ天才的な音楽プロデューサーでもあります。
達郎氏の軌跡をご一緒にたどってみましょう。
【山下達郎の軌跡】