見出し画像

「バ美肉権」とは?

「バ美肉」と言えば何を思い浮かべますか?やっぱり「バーチャル美少女受肉」ですか?
これはいい呼び方です。「バ美肉」。バーチャル・美・肉しかわからないですから。
そこで私はこんな解釈をしていきたいと思います。
私が提案する「バ美肉」は、「バーチャルで『美しい』存在に受肉」することです。
現状では美少女が多いかもしれませんが、重要なのは「自分の美」そのものの存在になること。
他者から強制されるわけでもなく、他者に強制するわけでも、他者を攻撃するわけでもない、純粋な自分の存在としての美の追及。
自分の内面の理想を美として、それそのものを自分の存在とする。
それがバ美肉の真骨頂だと思っています。

さて、なぜ「バ美肉権(存在の自己決定権)」が「基本的人権」なのでしょうか。
それはバ美肉が「美」を追及するものである以上、内面の良心に基づいた幸福追求を目的とする表現であるからです。
例え「何かを倒したい、壊したい」という感情であっても、それを攻撃的な言動や安易な成り済ましなど、公共の福祉に反するような直接的な行動ではなく、実現すべきアンチテーゼとして自身の存在そのものにする覚悟。
その覚悟こそが美しく、バ美肉の真髄なのです。

そもそも自分の存在そのものをデザインするほどの美意識を醸成する原因は何でしょうか?
それは、我々の経験、学習の積み重ね。
人生そのものです。
経験は、生まれながらの肉体や環境、さまざまな属性によって成り立ちます。
我々が「バ美肉したい」「こんな存在になりたい」と、この存在を確立していることは、我々の人生そのもの。
バ美肉により創られた存在は、もう我々「個人」と言っていい。
表現された存在が、尊重されるべき「個人」であるから、「バ美肉権」は基本的人権なのです。

私の場合は「蘭茶みすみ」という美少女ですが、これも私の人生が大きく関わってきています。
皆さんは私のぎこちない言動からお気付きかもしれませんが、私には発達障がいの一種である自閉症スペクトラム障害があります。
生まれながらにして、思考やコミュニケーションに不便があります。
これが、「肉体からの脱出」を目指した肉体廃止思想を広める蘭茶みすみという存在を形作りました。
また、私は物心付いたときから、「女の子になりたい」という漠然とした思いがありました。
トランスジェンダーや性別違和とまではいきませんが、小学生の頃から高い声を出したりかわいい動きをしてみたり、髪を伸ばしてみたりと、女の子になろうと行動したこともありました。
ある程度の年齢まで来て、自分で買い物ができるようになると、化粧などをして異性装をするようになります。
私は特別に何かに憧れたわけでもなく、なるべく自然な女の子でありたかった。
だから、今の蘭茶みすみという存在も、飾り気の無い姿をしているのです。

これはあくまでも私の一例です。
しかし、みんなも美少女や獣、ロボットや無など何かになりたかったり、そのままの自分が好きだったりするかもしれません。
肉体の状態に無関係に、あなたがあなたでいられる。
それでいいんです。
なりましょう。
なって存在して、生きていることこそが最大の人権確立法ですから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?