AIボイチェンとVRChatアバターで蘭茶みすみを大量発生させてみた
AIボイスチェンジャーで配布した蘭茶みすみボイス学習データと蘭茶みすみ無料配布アバターを使って「全員蘭茶みすみになる」集会を4月29日にVRChatで開きました。
事前におよそ300の文書を読み上げて音声を録音し、学習させたRVCボイスチェンジャー向けの学習データを同人通販サイトBoothで無料配布しました。
夜10時、Meta社ザッカーバーグ氏がプラットホーム「Horizon」で撮影した自撮りのパロディワールド「ZuckerPark(御砂糖公園)」インスタンスを開くと、ポツリポツリと蘭茶みすみが集まってきました。彼女たちは私と顔を合わせると、独特の挨拶「ストラテ・ランチャ」と言い合います。
中には全く何だかわからずに入場してしまった人もいて、促されるままに蘭茶みすみになったり、逃げていったりしていました。外国人のフレンドが訪れた時は「We are Lancia Misumi!You will be Lancia Misumi!」とみんなで囲ってアバターをコピーさせ、グローバル蘭茶になりました。
総勢20人ほどの蘭茶みすみが集まり、エッフェル塔を囲んで「メタバース音頭」を踊り始めました。蘭茶みすみが他の蘭茶みすみにメタバース音頭を教えます。フルトラの蘭茶みすみ、3点トラッキングの蘭茶みすみ、デスクトップの蘭茶みすみがみんなで輪になってメタバース音頭を踊りました。
蘭茶みすみはさまざまな蘭茶みすみの話を聞いて回りました。「あなたは誰ですか?」「蘭茶みすみです」「私も蘭茶みすみです」。声も姿も一緒。でもみんな動きや立ち振舞い、口調が違います。跳び跳ねる蘭茶みすみ、エッフェル塔に登る蘭茶みすみ、ワールドを駆け巡る蘭茶みすみ、なで合う蘭茶みすみ、語り合う蘭茶みすみ。みんな違って蘭茶みすみです。
蘭茶みすみはファンサービスを欠かせません。わざわざ蘭茶みすみの姿になって来てくださった蘭茶みすみ達ですから、大切にしなければいけません。蘭茶みすみを集めて「みすみんのテーマ」と「カラフル☆メタバース」を歌いました。
「眠っていた夢たちがカラダ溢れて」「私のカタチ彩って叫ぶ」「カワレ!」すると奇跡が起きたのです。あれだけいた蘭茶みすみたちが、思い思いの姿に戻っていきました。
この集会の目的は「姿も声も同じになってしまったら、何が個性として残るのか?」気になったことが始まりです。個人的には「在り方」「生き方」が個性として残るのではないかと感じました。見た目や声なんて仮初めで、その人自身を大切にしたいと考えました。そして、みんなの在りたい存在は最高です。個性に乾杯!
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