震災から11年、看護師として今思うこと。
あの日から11年。当時13歳だったものだから記憶はかなり鮮明に覚えている。
停電して寒さで震える中、追い討ちをかけるように雪が降ってきた。もう終わりだと思った。
とにかく食べるものがなかった。
缶詰1つを4人で分け、近所の人で食べ物を交換し合い、雪の中スーパーに連日2時間並んでなんとか凌いだ。食べれるうちに食べておかなければと冷蔵庫のものを漁って必死で食べた。
買い物に行けない祖父が電話で米がほしいと訴えたが、あいにくお米は手に入らなかった。「そうか…」とその時の悲しそうな