スペイン夏の陣2023(7)〜風車〜
そしてフリーマドリッド2日目
いつも行きたくていけなかった
ラ・マンチャの風車を見に行くぞ✊
と意気込んだものの
風車で最も有名なコンスエグラは
バスでしか行くことが出来ず
人気スポットなので基本的にいつも満席
でも風車の写真欲しいなぁ~と思いつつ
ネットで調べていると
どうやらコンスエグラ以外にも
電車で行けるという風車スポットがあるらしい
カンポ・デ・クリプターナCampo de Criptanaという
割とコンスエグラに近い街で
列車の最寄駅から徒歩で20分くらいのところに
どうやら風車があるらしい
マドリッドから南に下る路線に乗って
途中アルカサル・サン・ファンALCAZAR SAN JUANという駅で
電車を乗り換える
乗り換えた後は一駅で
5分ほどで到着する
この2本目の電車の本数が少ないらしく
日帰りは難しい場所って紹介をネットで見かけた
いや徒歩20分なら余裕っしょ
だけど列車を調べると
午後は売り切れ
(本数少ないからしょうがないよね)
朝マドリッドを出発し
お昼前にカンポ・デ・クリプターナに到着し
そこからちょうど1時間後に出る戻り列車なら
かろうじて予約が取れる
1時間の間があって
徒歩20分で到着出来るところなら
20分は写真取れるじゃん
ってことで、風車決定🎉
まあでも本当はスペインでは
列車遅延とかザラな訳だから
こういうスケジュールは
かなりの賭けになる事だけは
お伝えしておきますね
もう一つ言うと
こういう強行軍は
現地のスマホSIM持ってて
常時現在地情報が拾える場合にのみ
出来る技です
(スケジュール組むときは注意してくださいね)
よし行程が決まったのでチケット購入して
今日こそは乗り遅れないぞ😑と(トレド編参照)
アトーチャ駅からちょっと離れた地下鉄駅までメトロで行き
そこから10分弱歩いてアトーチャ駅に到着する
しかし朝のアトーチャ駅は
遠方に向かう列車に乗る人で大混雑
かつて爆弾テロ事件があり
多大なる犠牲が出たそうだ
その教訓で
長距離列車は必ず手荷物検査がある
「30分前には駅に着いててね」という
昨日のチケット売り場のお姉さんの言葉を
ここに紹介しておきます💁🏻♀️
今日乗る列車は
音楽とか踊りの関係でよく名前を聞く
アランフェスという街を通る路線
こっちの方来るの初めてだな〜と思っていると
程なく乗り換え駅に到着
だけど特に何もなく
昔のアメリカの西部劇に出て来そうな乗り換え駅
乗り換えまでの30分ほど駅内でうろうろする
(何もないけど)
そうしているうちに発車予定1分前に
該当ホームに電車が滑り込んで来た
ここまでギリギリに入ってくると
この電車でいいのかな~と不安になってしまう
電車の行き先表示見ても
土地勘ないとわからないし
外国ではこの行き先表示は
正しくないことも多いので
不安がある場合は必ず現地の人にチケット見せて
「この電車はこれで合ってる?」と
確認することをお勧めする
指定席もあるけれど
どうせ5分だしと
ドア近くで立って景色を見ていると
駅に着く直前でガタンと止まってしまった
え~~~時間ないんだけど😱
乗り換え駅の出発が5分ほど遅れていたので
この時点で予定より10分近く遅れている
風車撮影の時間は元々20分しかない
とヤキモキしていると
なんとか列車が動き出して駅に着いた
もしタクシーが捕まればタクシーで行こう
なんて思ってたけど
観光地でもないスペインの田舎では
駅前でタクシーが待ってるなんてことはない
というより街が小さければ
そもそも街にタクシーは1台だけで
電話で呼ばなくてはならないとかザラである
駅を出ると案の定何もない
ここまでないかってほど、何もない
時間がない
タイムリミットはあと50分
(電車が遅れて10分ロスしたので1時間切った)
地図を見ながら最短ルートを外れないように
てくてく歩いて行く
一般的に風車は丘の上にある
途中から登りだろうな~と思ってたら
案の定
街の中心部を過ぎた辺りから
急な上り坂になった
でも白と青でペイントされた街並みが
夏の日差しに反射してとても可愛らしい
あ~~~羽根だ!!
あそこが風車だ
って辿り着いたのがここ↓
可愛らしい風車が数基
丘の上に立っている
羽根は固定されているから
おそらく本来の風車としての仕事は
もうしていない模様
この時点で帰りの列車の発車時刻30分前
うーん、しょうがない
見て回るというより写真を撮るだけ撮って
来た道を引き返す
これで帰りの電車に乗り遅れたら
もうそれ以降の電車は乗れない
乗り換え駅から鉄道でたった5分なので
タクシーで移動できなくもないんだけど
そもそもタクシーがいない
急げ急げと早歩きで帰路を急ぐ
帰りは丘からの下りということもあって
発車時刻の10分前に駅に到着することが出来た
ふぅ、これでマドリッドに帰れる
とりあえず帰りは
乗り換え駅で1時間ほど時間が空くので
何か食べれるところないかなと思って駅前を探したけど
運悪く日曜日でお店は全く開いていない
200mほど進んだところにバルが2件開いていたので
メニュー覗いて
良さげな一軒のバルに入って
ハモンイベリコのボカディージョ(バゲット)を
テイクアウトで作ってもらい
待ってる間に同じ境遇のテイクアウト待ちおじさんが
中国人?日本人?と聞いてきた
アジア人を見てこう聞かれるのは結構珍しい
(基本はアジア人=中国人と思われてるから)
少しお話をして
おじさんを先に見送ってから
出来上がった自分のバゲットを受け取ってホームに戻る
時間的にあと20分なので
もう列車の中で食べよう
っていって食べたハモン・イベリコは
格段に美味しかったです
無事マドリッドについてほっと一息
またコーヒーを飲む間に
今日の公演はどうしようとThinking Time
戻ってこれない可能性もあったので
公演チケットは取ってないけど
弾丸風車をクリアしたので
4回目のファルキート公演に行く為に
ホテルに戻る
(続く)
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