田舎移住→これからの生き方

21歳男子、過疎の山村に住むことにしました 水柿大地著 岩波ジュニア新書

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今回からぼちぼち書評を書いていきたいと思います❗ 記念すべき第1回目はノンフィクションです。


1.この本を読むことになったきっかけ

大学からきた入学前に読んでおくと良い本6冊のうちにこの本があったから。あとはAmazonで破格の値段で売られていたから。


2.どんな話か?

法政大学現代福祉学部現代福祉学科の水柿さん(あきる野市出身)が彼女に振られたことをきっかけに、自分らしさを見つめ直したことで、美作市地域おこし協力隊に加入することを決意。そこで地元住民や同じ協力隊員からの刺激を受けることで、「これからの暮らしかた」について筆者なりに見つめていくノンフィクション。


3.現代福祉福祉学部について

この学校のこの学部では「ウエルビーイング(健康で幸福な暮らし)」を地域作り、社会福祉、臨床心理の観点から学ぶそうです。私が4月から入る学科も近からず遠からず。


4.ポイント

SNSの活用を素早く:これは2009年から2013年のことが書かれているのですが、その当時まだスマートフォンやTwitter等がまだごく一部の人のためのもので、これから発展するのかな?っといったものだったSNSを若い人だけでなく、高齢者の方々も積極的活用をしていたところは見習うべきです。

地元住民のオープンさ(おもろいことを):閉鎖的でなく、アウェイなところからきた人々とどう混ざりあって溶け込んでいったのかがよく分かります。今は隣人とのコミュニティが希薄になっているなか、改めて昔から続いてきた地域との結び付きの良さについて考えさせてくれます。

どうするかを考える:これは本人がこの隊員としての活動を通して得られたことだと思います。ここの地域住民は、過疎化に怯むことなく、「どうすれば棚田を再生できるか」「どうすれば都市から人を呼び込めるか」「どうすれば若い人にも関心をもってもらえるか」を柔軟に考えていく姿勢があります。パワーがあるって良いことだなあ。


5. 地元愛とカントリー愛が重なって

今の時代、どこでもWi-Fiとパソコンさえあれば仕事ができるようになって、都市集中型の暮らしから少しずつ変わろうとしています。EXILEの登場を受け、地元で出来た友人(仲間)とのコミュニティを最優先に考え、地元で完結させるマイルドヤンキーという人が増えています。そういった地元愛に溢れた人と、都会出身者や都会に暮らす人で田舎での暮らしへ憧れを持つ人とのうまいコネクトが今後のさまざまな問題(SDGsや地域創生、少子化)を解決する糸口になると思います。


こんな感じで今回は締めたいと思います。本来あるべき書評とは異なるかもしれませんが自分らしさ溢れるものにできたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました❗

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