ジェンダーに対するモヤモヤをちょっと吐き出す

こんにちは
Lamaです。

選挙が近づいて、ちょっと盛り上がってるこのタイミングで投稿しますが、実はこのテーマ、私自身何年も全然答えが出なくて、みんなどんな感じで思ってるんだろう?というのでいつか話したいと思っていたんです。

私の原体験

2000年になる手前、大学2年生の時初めてゲイの友達ができました。

私は思春期をアメリカで過ごしたけど、1990年代前半当時のアメリカ(少なくとも私が住んでいた場所)は、明らかにゲイは侮蔑的な意味を持ってました。4文字ワードにも近いかんじ。

当然ゲイをカミングアウトしている子なんかいなくて、なんかそれっぽい子は、超頭よかったからいじめられてはいなかったものの、ちょっと変わった子扱いされていた。

だから、たった3,4年後に自分の目の前に「僕の彼が~」と話している男の子が現れたことにかなりびっくりしたのを覚えている。

交換留学で来ていたJonny(仮名)は日本にもルーツを持っていたので、カーリーだけど黒髪でほっそり体形の見た目は男性。でも行動は完全に女子という子だった。

Jonnyは日本語がそこまで上手じゃなくて、普通に英語で会話できる私に安心したのかとても仲良くなっていろんな話をした。

好きな言葉は「カワイイ♡」

私より全然女子トーク(笑)が好きで、あの人カッコいいよねー、とか周りが分からないのをいいことに男はこうしたら喜ぶとか下ネタ全開で学食で話してました。

ハロウィンは女子高生の仮装して、体育会系の学生もいっぱいいる学生寮に住んでいたので、毎日共同風呂で興奮しちゃって、めちゃ楽しみ♡というルンルンな留学生活を送ってたJonnyが、途中からボーイフレンドといろいろあったようでホームシックだといい、学校でだんだん顔を見なくなり、最後は帰国していった。

そんな彼のこと、私はジェンダーの話が出るたびに思い出す。

性自認でいいの?

私にとってJonnyはとても仲良い友達だったし、アメリカの変な子認定の同級生とは今もFacebookでつながっている。
ある日、その子がかなり年上の男性とキスしている写真と共に「結婚しました」の投稿が上がっているのを見て、やっぱりそうだったかーという納得感と共に、もちろん『いいね』で祝福できた。

彼らが幸せならそれでいい。
そんなシンプルな当たり前の気持ち。

でも、
じゃぁ、Jonnyは心は私以上に女の子だから、身体は男性だけど一緒に温泉に行って女湯に入れるか?と聞かれると、私には無理。

逆に、「いいカラダの男がいっぱいでヤバイのよ(´艸`*)!!」っていうJonnyがもしそういう目で見ていると知ったら、男湯にいた男性たちはどう感じるんだろうか?とも思ってしまう。

今は身体の性別で温泉に入ることになっているのかな?
どういうルールなんだろう?

あと、肝心な
Jonny本人がどうしたかったのか?
があれ以来分からずモヤモヤしている。

自分の安心を守りたい思いも差別?

今年はオリンピックの重量挙げで初のトランスジェンダー選手が登場して話題になった。

性自認が女性で、ホルモン治療や性別適合手術も受け、法的にも女性に変わったそうだ。

結果的に記録なしで彼女のオリンピックは終わったけれど、筋肉量や骨格など解消できない差もあるはずで、もし私がこの大会に賭けてきた普通の女性選手だったら、「彼女」が勝利したとき素直に祝福できる自信はない。

差別を禁止するオリンピック憲章に基づいて、今後トランスジェンダーの選手は増えていくと言われているが、身体と心の性別が違う人への配慮という名目で、差別はいけない、とマジョリティは我慢が必要なのだろうか?

これからスポーツの世界は柔道の階級別のように性差でも男性、女性、トランスジェンダーのように始まるのだろうか?

彼ら/彼女らが自分たちらしく生きたいという気持ちはもちろん尊重されるべきだという思いに共感する一方、私の中の何かが脅かされるような気持もある。

ゲイの友達もいるし、オカマバーではママと楽しくおしゃべりするし、誰と付き合ってもいいんじゃないかなーとおもいつつ、娘を持つ親として小児性愛者が幼児と付き合う権利なんか認めたくないし、Jonnyと一緒にお風呂には入りたくない。

「自分の権利を侵されない限り」という枕詞が私はどうしても外せないんだけど、これは私が差別主義者だからなんだろうか?

そしてこの道はどこに向かおうとしているのか、何が達成されたら差別がなくなったと言えるようになるんだろうか?

正直ゴールが分からない。

娘たちが大人になるころは男湯、女湯、それ以外の湯になるんだろうか?

というモヤモヤでした。

すっきりしないんだけど、意識高くない一般人が言葉にしてみることに意味があると思ったので書いてみました。

いじょう独り言でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?