
【HUC】私の1分間ピッチ&裏話
2022年1月23日
母親アップデートコミュニティ(通称:HUC)の3周年当日。
この日、花まる学習会代表の高濱先生をお呼びしての3周年イベント期間中のハイライトともいえる私のアップデート座談会に参加しました。
そして、メンバーが自分の思いを語る1分間ピッチにトップバッターで登壇しました。
一分間ピッチで話したこと
Lamaです。
フリーランスのコーチをしています。
今日はみんなにお礼を伝えたくて、
この場に立ちました。
一年前の私、
実は「コーチ」と名乗ることすら
気恥ずかしく感じていました。
ずっと大企業で働いていたので、
肩書も実績も何もない状態が
ただただ恐怖でした。
そんな私でもHUCの中でならと、
ストレングスコーチになったので
練習に付き合ってほしいと呼び掛けたところ、
20人以上の方からいいよー
とお返事をもらえました。
またメルマガを書いていると話したら、
登録してくれたり、
ほかのメンバーに紹介してくれた方や、
ワークショップをやってほしいと
思わぬ形でご縁を広げてくれた方もいました。
私に必要だったのは肩書ではなく、
覚悟と小さな一歩でした。
「ぬるま湯じゃなく、温かい」
HUCメンバーが背中を押してくれました。
今日言いたかったのはこの一言です。
「みんな、ありがとう。」
ピッチに込めた思い
今回タイトルは『大企業→フリーランスへHUCが背中を押してくれた話』としました。本来の趣旨は「私のアップデート」なので、ちょっと外れてしまったかもしれませんが、私は自分の話よりも、HUCというコミュニティの有難さを伝えたいとスピーチ原稿を書くとき考えていました。
私は育児をきっかけにコーチングを学び始めて、ずっと勉強はしていたものの、2年前コロナで夫の海外赴任先からやむを得ず帰国したのを機に、やっと資格を取ったというスロースターター。
それまでずっと会社員だった私にとって、肩書がなくなったこと、そしてフリーランスといえども何も実績もない状態が不安でたまりませんでした。
今思い返してみると、折角コーチングを受けてもらっても、うまくいかず相手をがっかりさせてしまうかも、迷惑かけるかも、お互いの時間を無駄にしてしまうかも、恥をかくかも、と失敗したときのイメージトレーニングばかりして自分で自分に呪いをかけていたのかもしれません。
でも試してみなきゃ前に進めない。
ピッチでも話したように思い切ってHUCのメンバーに練習に付き合ってほしいと呼び掛けたら、多くの人からリアクションをもらえました。
なにかチャレンジするときに、自分の弱さや不安を抱えた状態でも、思い切ってシェアしてみると、それを応援してくれる人がいる。それがどれだけ心の支えになるかということを身をもって理解できました。
「私ならできる!」と自分を信じられる力を自己効力感といいます。
何も持っていなくても、自分を信じる力があれば前に進むことができる。そんな自分自身の体験を通じて、今私は「自己効力感を高めるコーチ」という看板をつけて仕事をしています。
HUC3周年のテーマは奇しくも『ときはなて、この想い』。
1年前、自分を解き放ったことで今やっと娘たちに「ママの仕事はコーチ」と胸を張って言えるようになりました。
そしてもう一つの気づき。
以前勤めてた会社は全世界で36万人も従業員がいる会社でした。
つまり私は1/360,000。
そこから1/1になったことをおおごとだと感じていました。
でも違いました。
実は分母がどうあっても
私という分子1の大きさは変わらない。
私は私以上にもなれないし、私以下にはならない。
どこで何をしていようと私自身の価値は変わらない。
誰かに評価されなければならない、
うまくやらなければならない、
あの人はもっとすごい、
とニーズや比較で動いている時は苦しくなるのですが、
価値に軸足を置くと自由になれるんじゃないかなと思うのです。
なお、イベント終了後は「たき火」を囲んでの集まりがありました。画面上の火だけど、みんなからの「感動した」「すごくよかったよ」の労いのコメントはとても暖かいものでした。
「人前で話すのが苦手」な私
さて、私はずっと人前で話すことに苦手意識を持っていました。
一分間ピッチに手を挙げる時も「私人前で話すのが苦手だけど」と枕詞を添えて応募し、当日を迎えるまで何度も原稿を推敲し、何十回も練習をしました。
でも思い返してみると、会議では思っていることを積極的に言うほうだし、過去に100人単位の人の前で話をする機会をいただいたとき、とてもポジティブなフィードバックをいただくことばかりでした。
ん?
なぜ私は「人前で話すのが苦手」と自分で自分にレッテルを貼っていたんだろう^_^;?
そして今日改めて自分のコーチと話していたとき、気づいたんです。
たぶん私は自分で逃げ道を作っていたんだ。
「苦手」だから失敗しても言い訳できる。
うまくいかなくても自分を慰められる。
私の無意識はそこまでして傷つきたくなかったんだということを知ることになりました。
ただ、無意識的に逃げ道を用意するほど強く、人前で話すことに対して感じる恐怖や不安は、万全の準備をして挑まなければという私の努力や成功の原動力になっていることも事実。
だからこそ、この無意識を排除するのではなく、認めてあげたい。
上にも書いた通り、ニーズや評価を基準にして動くのではなく、弱さを含めた自分の価値を認めることに次の出発点があるように感じました。
弱さまで含めた自己肯定感の土台に立つ、「自己効力感」はより強固なものになるはずです。
私ならできると信じられる力、育てていきましょう。
小さくても一歩踏み出したら世界は変わっていきます。
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今回私を含めて8名の1分ピッチがありました。
感動の他メンバーのピッチ含めた内容をHUC代表理事のなつみっくすがまとめてくれています。ぜひご一読ください→
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