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療養日記 2022年11月22日 『食べられない』

 歳をとるとあれこれと困ったこともおおく、まだ還暦にもならないのにあちこちと衰えたことを日々実感する。自分の場合、病気療養中と言うこともあって不都合は更に多い。そもそもいつまで療養中なのかが自分でもわからないが日々痛みで動きが制約されているうちは療養中。さらに脊椎を固定している金属棒とボルトが取れるまでは否が応でも療養中と言わなければならない。それらをいつ取るのかは主治医の判断が必要だが移植した骨は定着したというからとりあえずそこがスタートラインらしい。主治医は金具を数段階に分けて取りたいような事を言っているがすでに背中を2回も開いているのに更に複数回開くなんてのは考えられない。

 身体のあちこちが痛むのは手術瘡や患部を中心とした部分。ごくたまに腓骨を取った左の脛も痛む。あまり考えたくないが気圧の変化の影響を多分に受ける。頭は痛くならないが天気痛に気をつけてと呼びかけのある日は体のあちこちが痛む。

 その他にも先週日曜日から無理な動きが祟ったかとにかく腰の左側、手術瘡の裏側あたりと取ってしまってないはずの肋骨のあたりが痛む。前者はとにかく刺すような痛み。後者はシクシクとした痛みだ。

 痛みに関しては今でも毎食後と早朝に痛み止めが処方されている。退院後から処方は続くが数回減薬を試みて今に至る。

 どうしても我慢できない痛みの時は坐薬も使うが退院してからは二度しか使ったことがない。

 今日はこれまでの痛みが背中中に広がったような痛重さを感じていた。昼食にラーメンを食べに行ったが普通は食べられる量が食べられない。このところ食事も減ったような気がするが痛みとは関係ないと思っている。

ライスがサービス良すぎた。ラーメンはもちろん並

 他にも床に膝がつけなくなった、辛いものが食べられなくなった。息苦しさを意識すると過呼吸に陥りそうになるだのと以前にはなかったことが増えてきた。特に夜中は譫妄に近い症状に見舞われる事もある。身体だけでなく情緒もまた病んでいると最近つくづく感じる。恐らく更年期障害もあるものだと思う。

 自分にとって健康とは縁遠いものだとは思っているが、歳を重ねるにつれどうにもならない諦念ばかりが増えてゆく。

 ところで昨日から四年に一度のサッカーW杯が始まったがどういう訳か今回は全く関心がないどころかテレビをつけると民放も公営放送も無理に盛り上げようと躍起になっているようにさえ見える。関心がないからテレビもつまらなく感じる。ちょうど子供の頃見たかった番組が野球中継で無くなってしまった時のあのガッカリ感と同じものを感じる。

 今からどうにもならないし、関心がないのだから無理に見なくてもいい。こんな時はNetflixにでも逃げられる。いい世の中になったなと思う⬛︎

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