見出し画像

雨の金曜日

【療養日記2023 11月17日(金)】

 昨晩久々にClubhouseでかつての仲間と少し話をした。すでにiPhoneからはアプリを削除し半年以上もログインはしていなかったが、iPadにはまだ残っていたのを最近になって見つけてちょっとログインしてみるともう全く別のアプリに別の世界へ連れて行かれた気分だった。

 未明まで眠れずにいると雨が降り出し、余計に眠れなくなる。雨はその後も降り続けて朝が来た。いつの間にか寝てしまったが目覚めて眠りの浅さを知る。朝はウォーキングに出ることが日々のルーティンだがそれができないとあとは眠気だけが残り、朝食をとりラジオ講座を聞いてその後韓国語の勉強を少しするとどうにも眠たくなって寝てしまった。

 昼過ぎに目を覚ますもまだ雨は降り続ける。昼食を簡単に食べると再び韓国語の勉強。しかしまた睡魔がやって来てしばらく目を閉じて横になる。

 少し休んで起きるとようやく雨は止んだようで、支度をして遅めではあるがウォーキングに出る。雨上がりで空気はひんやりとしていたが湿度は高く最後は大汗かいて帰って来た。

 そしてそれから1時間後にはすっかり真っ暗になってもわんこの散歩でふたたび家を出る。のんびり2時間ほど歩いて帰ってくる。

 今日の昼のテレビで「愛は勝つ」のKANがメッケル憩室癌で亡くなったというニュースを聞いた。寝耳に水のニュースだ。まだ61歳だったという。少し前にメッケル憩室癌だという話は聞いていた。

 このあまり耳にしない言葉は子供の頃にブラックジャックで見て名前だけ知っていた。ブラックジャックで登場した時は癌ではなかったように思う。どちらにしても初めて耳にする名前ではなく遠い昔子供の頃にブラックジャックで見たことあるぞと記憶していた。

 あの作品に登場する病気は奇病や難病、既存する病気の突然変異などが多い。普通の病気というのは珍しい方で、大抵癌は末期癌が多かったと思う。発症したら治せない狂犬病だの、突然変異したエキノコックスだのと大人になって読み返すと妙にリアルで生々しい。そして解決策には頻繁に移植手術が登場する。それは作者の手塚治虫もまた医師であり、理想の治療法をあの作品を通して提案していたのではないかとも考えられる。まさに20世紀の作品でありながら手法は21世紀のものだったのだ。

 その他にもあの作品には事故で大怪我だの、全身バラバラになってしまっただのと到底普通の外科医では太刀打ちできないケースばかり、そんな病気の一つとしてメッケル憩室の病気があったと記憶している。まさかその病気が我々のよく知るところに登場するとは夢にも思っていなかった。

 平成のヒット曲の中で「それが大事」「バンザイ」「情熱の薔薇」そしてr「愛は勝つ」の4つには本当に勇気づけられた。今改めて聴けばまたいろいろと当時のことを思い出すのかも知れない。

 ご冥福をお祈りいたします■


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?