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入院四日目

【療養日記2024 8月8日(木)☀️☁️】

 今朝は目覚めも爽やかで朝食前からデイルームで写経をする。頭もしっかり目覚め朝食。その後主治医が来てMRIも撮りましょうと言ってきた。CTじゃダメなのかよと思いながらも首を縦に。

 問題なかったんじゃないのか、それともやっぱりもっと検査を必要とする問題があったのか、朝からなんともモヤモヤする。

 今日はついに意を決して病棟の中を歩き回ることに。一年半前の入院の時と同じ、スマートウォッチを装着して時間を決め、ひたすら歩き回る。

 午前中は30分。とにかく汗をかいて多少は息が上がるくらいまでに歩く。やっぱり歩いて多少なりとも身体を動かせばそれなりに体の具合も良くなる。血糖値もそれなりに薬に応じ下がるし、血圧も少し下がりが早くなった。

 朝の告知があったMRIはその後今日の夕方、夕食前に前倒しになると言われて一気に緊張が走る。

 昼食後も同じように30分歩く。部屋に戻ると同室の人の奥さんらしき人が面会にきて病室で何やら話をしている。

 何度も入院を重ねるともうこのくらいうるさくても腹も立たない。それこそ入院日記の時のように同室のこいつはなどと愚痴を書く気にもならないし、実際に腹も立たなくなった…のだが、

病室で大声出して夫婦喧嘩するなよ。

 あまりにうるさくて耐えられずデイルームに移動。今回の入院で初めて他の患者に対して腹が立った。それもくだらない理由で喧嘩して、内容は書かないが奥さんの言い分が一方的に正しい。献身的に見舞いをし主人が留守の家を守っているのに我儘言い放題。ここにもやっぱりクズはいたんだ。

 デイルームに避難してMacでカレンダー作りをしているとなんと友人Oから電話が来た。このOは何度かこの療養日記にも出てくる放送作家の悪友なのだが、今日は遥々本郷台までお見舞いに来てくれた。しかもタブレットのお土産つきだ。

 病室に通そうかと思ったが同室のあほが夫婦喧嘩の真っ最中だったのでデイルームで話をする。Oも5月に倒れて生死の境を彷徨いなんとか生き延びたこともあり遊びに来てくれるだけでもありがたい。

 夕方近くまでいろいろと話し込んでいたらナースがやってきてMRIが早まりましたと言われ、強制連行されてしまった。短い間だがOが遊びに来てくれて本当に嬉しかった。

 しかしその後のMRIは自分は閉所恐怖があるからとあれだけ散々に言っておいたのになんの措置も施さずにいきなり「さあ入れ」と突っ込まれた感じ。当然だがものの5分もせずにパニックを起こしてギブアップだ。

 その後担当のナースがシャワーに入れなかった事を覚えていて時間を空けてくれた。シャワーを浴びてさっぱりしたがMRIのパニックは深い傷となってしばらくの間は怖くて心拍数も高くなる始末だった。

 僕はおそらくもう二度とはMRIには入れないような気がする。

 ここではあまり考えなかったが、こんな時横浜医療センターに入院していたらどんな対策を講じてくれただろうか、怖がる患者を同じようにいきなりMRIに入れていたのか、比較してもしょうがないが考えてしまった。

 その後主治医とは会っていないので先の話はまだできていない。数日入院は伸びて連休からお盆へと突入したりしないか、それが心配だ。

 夕食後もルーティン通り「まいにちハングル講座」の復習、ハングルのタイピング練習などをして静かに過ごす。部屋に戻ると先程のあほ親父がイヤホンの音ダダ漏れでテレビを観ていてそれがうるさいのでデイルームに避難している。

 今回の病院も病棟は診療科毎に分けられているのだと思う(横浜医療センターがそうだったから)のだが。今回は脳神経外科だ。この病気ってやはり年配者が患うものと思われ、若い人は全く見かけない。

 前回の入院が整形外科で、そこは事故で怪我しただの椎間板ヘルニアで苦しんだだのと若い人も多かったので世間知らず常識知らずの率は多いと思う。しかしながら人間は年配者になったところでダメな奴はダメなんだなと思う。むしろ「老害野郎」も散在しそんな顕著な例が病室で夫婦喧嘩だったわけた。

 主観でしかものは言えないが脳神経外科病棟の方が整形外科病棟よりも活気がない。整形外科だと廊下を歩いて運動する人も多いし、松葉杖や歩行器の人も多い。車椅子で暴走するバカもいたがそういうのは今回は見かけない。

 どちらにしてもまだ自分程度の世代の人間が身を置くような世界ではない事は確かだ■

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