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お遍路ウォーキング日記(174:六十番横峰寺へ)
【2024年6月27日(木曜日) Day 174】
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今日は札所五十九番伊予国分寺を打ったが実際はもう少し先まで進んでいる。現在地の写真はお寺の正面で、左手にお店もある。夫婦で巡礼をしたときにここで今治タオルのハンカチのお接待を受けたことがある。ハンカチの大きさでもその品質は間違いなくとにかく手触りが良くて汗も拭えた。
この時からそれまでは懐疑的に見ていた今治タオルは間違いなく本物だと考えを改めた覚えがある。言うなれば今治タオルに開眼したのはこのお寺だろう。
今日はこの伊予国分寺について簡単に書こうと思う。
国分寺と云うくらいなので聖武天皇による国分寺建立の詔によって建立された寺だ。詳細には行基菩薩が勅令を受けて建立されたものである。弘法もここに逗留した記録がある。
その後は度重なる兵火で焼け、最後は天正の兵火で焼失してしまったがその度に再興をはたして現在に至る。11世紀には寺の鎮守として春日神社が勧請されて建立されたが、明治の神仏分離令で敷地は切り離され独立した。現在でもお寺の敷地の隣に森があり、その中に春日神社がある。
この寺を打つと五十四番から始まった今治の札所は全て打ちおわり、次の札所は順番で云えば六十番の横峰寺だ。
しかし順路の効率からすると横峰寺は飛ばして先に六十三番吉祥寺まで打ち、そこから石鎚山登山道伝いに横峰寺を目指した方が上りやすくて効率も良い。
たたしアプリ「お遍路ウォーキング」にはそんな事情はお構いなしで次の札所は番号通りの六十番と設定されている。
次の札所は六十番横峰寺だ。アプリでルートを見ると途中の小松から東に向かい車と同じ石鎚山登山道から平野林道周りで札所に向かう。完全に車のルートだし、車なら先に札所六十一番香園寺から六十三番吉祥寺を打っている。歩きでは誰もしなさそうなルートだ■
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