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お遍路ウォーキング日記(243:八十一番白峯寺へ)

【2024年9月4日(水曜日) Day 243】

 今日は札所八十番讃岐国分寺を打った。このお寺は駐車場も広くてアクセスしやすい。バイクの場合は山門前にバイクを駐めることもできる(今はできるかは定かではない)。山門をくぐるとその先は外界とは全く異なる森のような広さの中にお堂が散在すると言った感じだ。

 今日はこの讃岐国分寺について簡単に書こうかと思う。

 名前が国分寺と云うくらいでこの寺は聖武天皇の国分寺建立のみことのりにより全国六十八箇所に建立された国分寺、国分尼寺のうちのひとつ。

 先程も書いたように境内は外界とは見事なまでに隔絶され、その伽藍は建立当初の儘で国の特別史跡にも指定され、これは四国ではこの讃岐国分寺だけで、その他には遠江国分寺跡だけという貴重なものである。

 この寺は国分寺建立の詔を受けた行基菩薩が十一面観世音の丈六仏じょうろくぶつ(高さ一丈六尺、約4.2m)を彫り寺を建立させた。本尊は当時のものではないが江戸以前の作で江戸よりも前の丈六仏はこの十一面観音と善通寺本尊の薬師如来像の二つしかないらしい。

 天正の兵火によって本堂、本尊、鐘楼意外は全て焼けてしまったが江戸の時代の讃岐高松藩主により再興した。

 このお寺は大師堂の中に納経所があり、納経所にいる僧侶のまえでお経を唱えることとなる。わんこ連れで境内の中は自由に入れるが大師堂の中には入れないのでお詣りと納経は交代で行うか、お堂の前にわんこをつないでおく必要がある。

 しかしながらお寺の人かとても親切でわが家のわんこも手厚く世話をしてもらえた(しかも我が家は交代でお詣りした)。厚さでバテていたわんこにみずを持ってきてくださったり、日影に連れて行ってくれたりと本当に親切にしてもらった記憶がある。

 夏場はとにかく木々の生い茂る日影の多い涼やかなお寺で、この寺の他にも二十九番土佐国分寺、四十六番浄瑠璃寺、八十六番志度寺などとともに思い出せる寺だ。

 現在は国分寺から次の札所八十一番白峯寺へ向かっている。文化庁の歩き遍路地図では国分寺から真北に進み神崎池、新池の脇を通るとそのまま「四国のみち」に入りこの道沿いに山を登ると県道180号線に入りそこから西に進み、また県道から離れる。現在地は県道180号線上だ。

 明日は通院のためにウォーキングはできないがその分外出して歩ければ次の札所を打つこともできそうだ■

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