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入院日記1 6週目 9月25日

 入院時に聞かされた話では入院期間はおよそ6週間とのことであった。抗生剤を投与し、手術をしてさらに経過を待つ。とにかく抗生剤の投与期間を含めて6週間。これが予定通りだとすれば今週は最後の1週間ということになるのだがまだ具体的な話は聞いていない。また今日で手術後3週間経つ。

 今日もいつもの通り腰が痛いまま目が覚める。最近はそれでもだいぶ環境に慣れたのかよく眠れるようにはなってきたと思う。腰が痛むこと以外は全てにおいて順調と言っていい。

 朝食前に院内のコンビニまで行きアイスコーヒーを買い、それを朝食に必ず出てくる牛乳と一緒に飲んでカフェオレを楽しんでいる。入院中のささやかな楽しみでもある。

 個人的に1番しんどいと感じるのは朝食後からリハビリに行くまでの間だ。この時間はとにかく腰が痛くて動くのも億劫。しかし一度リハビリを始めてしまえば昨日も今日もメニューはしっかりとこなし、適当に身体を動かしたこともあって行きほど辛くなく帰ってこられる。

 今日の昼食はうどんだった。うどんは大して美味しくないが、今日はかき揚げと鱚天がついていた。

 午後は午後で特に変わり映えもしない。今日の昼食後と夕方の歩行訓練は東西2往復ずつだった。レントゲンを撮ると言われて一度放射線科に行き、帰りに新しいパズル本を買ってきた。今日も二人いる担当医はどちらも来なかった。もとより金曜日は手術で忙しいらしい。

 持て余し気味な午後の時間を写経やパズルに当ててできるだけ昼寝をしないように心がけている。つい先日も書いたが日もだいぶ短くなり午後の写経は時々明かりをつけないとできなくなるくらいだ。

 そして午後の歩行訓練の後は大相撲を楽しむ。大相撲が終わる頃にはすっかり暗くなり、夕飯の時間が始まる。ちょうどこの頃に点滴の時間が来るのだが、今日は先に終わらせておいた。点滴は未明の2時くらい、次がちょうどリハビリに行っている10時くらい、そして夕食が始まる午後6時の三回。この点滴もすでに5週間毎日3回打っているのだが、果たして利き目はあるのだろうか。ないことはないだろうが、時々非常に気になる。

 今日は時間ギリギリに妻がやってきて顔を見せるくらいですぐ帰って行った。仕事帰りに目医者に寄ったらしいが、昨日はそのためにこちらには来られなかった。

 夜はSkypeでわんこと会うこともできた。今はそれだけでも十分じゃないかな。明日は妻がMacを持って来ることになっている■

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