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悲しき60歳

【療養日記2024 6月9日(日)☁️|☂️】

 早朝に目が覚めてボケーっとスマホを見ていたら昨日今日と代々木公園でトルコフェスティバルが行われるという情報を入手。また出かければ必ず体調が悪くなる事は分かっていたがせっかくのイベントなので行ってみたいという気持ちもあった。

 どうしようか決められぬまま二度寝をし、次に目が覚めたのは9時前くらい。妻にそのことを話すと。

🧟‍♀️連れて行け

 と、まさに藪蛇を突いてしまったような反応で、これは行かざるを得ないと諦めて出発。

 乗り換えの負担を考え湘南新宿ラインで渋谷まで行き、乗り換えて原宿へ。あとは歩きで会場へ。

 会場に着いて率直な感想は

 トルコと関係のない物が多い
 ドネルケバブばっかり
 そもそもの規模が小さすぎる

 以前と比べて何もかもが凋んでしまったような感想しかでてこない。

 お昼どきについたのでまずはサバサンドを食べるも、かなり物足りなさを感じる。これならまだ御成通りで買えるサバサンドの方が美味しい。もう一つはひよこ豆のピラウを買ったがひよこ豆どこ?と言った感じまでして、パサパサボソボソして食べ切るのにさえ苦労した。

 あれが初めてのトルコ料理だと言う人がいたとしたらトルコ料理ってなんて不味いのだろうと思われてしまう。これじゃダメだ。この現状は何とかしようよ。

 まずはドネルケバブばかりいくつもいらない。その代わりにもっと美味しくて珍しい料理も出すべきだし、パンもトルコのエクメックを出して欲しい。せめてドネルケバブを出すのであったらマトンも選択肢に入れて欲しい。トルコじゃマトン一択、チキンのドネルもあるにはあるが別名だ。

 トルコ料理はこんなに美味しい物なんだというアピール何もなくてただキッチンカーが集まっただけではどうにもならない。

 それと関係ない料理が多い、バイン・ミー(ベトナム)だのパッタイ(タイ)だのと、これらはトルコフェティバルとなんの関係があるのだろう。売っていた雑貨もそう。殆どトルコとは関係ない。ナザールボンジュウ(🧿)やチャイも売ってない。チャイの屋台くらいあってもいいのに。以前のトルコフェスティバルではチャイの葉を買うこともできたが今回はそれすらなかった。

 あんまりにもトルコフェスティバルがお粗末だったので早々に引き上げてそのまま帰った。ステージでは時折ダンスやバンドのパフォーマンスも見られたが、こっちにももう少し力を入れてくれても良かったのにと思った。

 以前行った時はトルコのメフテル(軍楽隊)の演奏もあって盛り上がったのに。バンドが歌っていたのは昔坂本九が歌っていた「悲しき60歳」だった。それでもまあ満足はしないが聴けて嬉しかったと思う。

 Covid19以前はよく代々木公園で開催されるフェスティバルにわんこを連れて行ったものだ。やはり一番盛り上がるのは5月のタイフェス。殺人的な賑わいで食べ物も美味しかった。そしてその一週後にはラオフェスというラオスのイベントもあった。タイフェスほどは盛り上がらないがなんともノンビリしていた雰囲気と珍しい食べ物、そしてラオスの織物や服、雑貨なども売っていてアレはアレで楽しかった。今も続いているがもうノンビリ感はないかも知れない。

 またラオフェスというと今からざっと9年ほど昔、ラオフェスのゲストに村田和人が登場してアコギ一本でライブをしたのを見入ってしまったことがあった。そのあとわんこと一緒に写真も撮ってくれてさらに秋からは杉真理とライブするんですなんてまだ未公開の情報まで教えてくれた。

 けどそのライブには行けず、村田さんも翌年には癌で亡くなってしまったなんて思い出もあった。ご自身も犬を飼っていた事もあってうちのわんこ達を可愛がってくれた。そんなことをふと思い出した。

 我が家はこの代々木公園の○○フェスというのは結構好きで遊びに行っていた。秋の日本・インドネシア市民交流フェスも行った。

 最近儲かるのか犬のイベントが増えている。しかしペット博やインターペットくらいのイベントや犬種別イベント以外のペットイベントの主体性には些か疑問も禁じ得ない。このイベントの確固たるテーマは何なのだろうと思う。

 今日のトルコフェスは大ハズレだったがそんなわんこのイベントよりも代々木公園で行われる友好国のフェスの方が楽しいと思う。

 今月はこの後ジョージアフェス、ジャマイカフェスが、来月はブラジル、ウクライナ、台湾。そして秋のインドネシアやスペインと代々木公園では定期的に友好国のフェスティバルが行われる。

 今年はこのようなイベントに出かけてみようかなと思っている■

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