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療養日記 2022年5月25日 『足が攣る話』

 今日ではなく昨日の話。

 夕方散歩がてら近所のスーパーで妻と待ち合わせ買い物をしてその帰りのこと。突然左の足に違和感を覚えたかと思うと激しい痛みが土踏まずのあたりを襲い始めた。痛くならないように姿勢を変えると右脚に腓返りの激痛が走る。

 居ても立っても居られず電柱に寄りかかり捨てるように靴を脱ぐと足の指を動かすもあまり効き目もない。今の自分は立った状態で足の指など持てないし座れる場所もなく、ただ痛みに応じて足を動かすしかなかった。妻にはすぐ近くにあるドラッグストアで薬(筋肉の強張りや腓返りなどに効く芍薬甘草湯の漢方薬)を買ってくるように頼み、自分は地面に足の親指を押しつけて足首を回し痛みを和らげていた。

 この時一歩足りとも歩けなかった。もし歩こうものなら両脚共に腓返りに見舞われそうで動けなかった。

 10分もせずに妻がドリンク剤タイプの薬を買って来たのですぐに飲み、その後もしばらく痛みを堪えてじっとしていた。やがて痛みが治まるも急に歩くとまた腓返りが来そうなのでゆっくりと歩く。土踏まずあたりの痛みは無くなっていた。

 ゆっくり歩きバス停の横にあるベンチに腰掛けて妻には先に帰ってもらう。そこから横断歩道を渡らなければならず、とても渡れそうになかったのでバス停のベンチで30分ほど足を休めてマッサージをし、帰れるなと思ったタイミングで横断歩道を渡ってゆっくり歩いて帰ってきた。

 足の攣り、腓返りはあのイチローでさえトレーニング中に起こることがあり重大な病気ではないとは言うが頻発されればやはり気にはかかる。痛みもさることながら一歩も歩けなくなる事が怖い。これからは芍薬甘草湯の錠剤を常備して出かけないと怖くて外にも出られない。

 原因はいろいろあるらしいが軽い脱水症状で起こるケースもあるのでこれから夏に向けてしっかりと水分は摂取するように心がけようと思う。

 で、今日は妻がテレワークの日のため家の中針の筵の一日居場所もなく妻がテレビをつけている横で韓国語のおさらいをずっとしていた。お昼に近くのドラッグストアに買物に出かけ、夕方はわんこの散歩に出かけて近くのスーパーで野菜とお肉を買って戻って来た。帰りに前日の夕方歩けなくなった場所を通るとまた歩けなくなるのではとちょっと怖くもなってしまった。たった数行で終わってしまうような一日だった■



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