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療養日記 2022年9月2日 『寝てばかり』

 最近昼と夜が明らかに逆転している。夜はどうにも寝られない。そんな時だいたいここで日記を書いたりエッセイを書いたり、時たまクラハに入ったりもするが人と話すのはめったにない。また居場所もたいていは聴き専でいる。

 僕の場合は部屋が開いていても一緒にいるのが嫌な人も増えたし、昔に比べると部屋の場をマズくさせたり独りよがりなポンコツも増えてきたと思う。もっと言っちゃえばそんな輩が異常増殖していると思う。クラハも最早招待制ではなくなり、メンバーの人物などの保証というものも皆無になったし。これは関係のないこととは最早言えないのではと思う。

 以前に比べるとここの仲間内がルームで話す事も減ったと思う。どうしてなのかまでは書かないけど自分も含めいろいろと変化はあってそれは誰にでも同じなのだろう。

 そんなわけで眠れずに過ごす夜が増えてきた。さらに我が家は朝がとても早いのでそのまま眠らずに朝を迎え、午前中眠くなって寝てしまう。午後になったらさらに眠くて寝てしまう。そんな勿体ない昼夜逆転の状態が増えてきた。

 もちろん生活のパターンが狂ったわけでもなく、もともと僕は昼夜逆転の生活が大嫌いなので仕事から離れた時でも昼間に起きている生活は守ってきた。しかしこのところ本当に眠れない。眠りが何かで妨げられる事が増えてきた。起きて日記などを書いているのだって眠たくなったらすぐに寝られるようにそれ以外のことをしていないだけなのに、とにかく眠れない。

 そして眠れなかった分日中はとにかくよく眠れる。本当なら起きてレジンで作品を作っていなければいけない(細々ながら妻からの注文も来るし)のだが、最近は作る物もかなり減ってきた。

昨日まで作っていた二連ピアス(多分非売品)

 話はここからレジンの話になるが、そんな中妻からの提案もあって秋っぽくて和のイメージのものを作れというご指名があった。何でもイメージだけで伝えられて具体的なものは何一つないので苦労もする。まず秋らしい色探しから始まる。と言ってもレジンは色作りがとにかく難しい。さらにレジン着色料だってそんなに持っていないし、カラーレジンを使うとたくさんは使えない。

 こうして色とパターンを考えた上で試作品を作り上げた。大きさからしたらピアスかな。それもチェーンなどで吊り下げるタイプにはならない。

秋のイメージ試作品

 大きさは20㎜くらい。これも色を作り大きさ10㎜の六角形を三つ。それを組み合わせた上でモールドにはめ直し、隙間に別の色のレジンを流し込んで封入。あとはひたすら磨いて最後にグロスを塗る。かなりの手間がかかる。まず何よりも秋らしい色ってのが難しい。秋らしい色というものはたいてい中間色で暖色だ。ハッキリさせた色は秋には向かない。最近オレンジ色が秋のイメージと思われがちだがあれはハロウィンが秋にあるからで、昔はそんなものはなかった。

 この手の色の物を他にも作らなければならないかと思うとちょっと面倒だなと感じる事もある。これからも習作としていくつか作りたいが、なにせ昼間は眠たくてはかどらないダメ人間状態なのでそこからなんとかしないといけない■

💩一年で一番嫌いな日

 先に断っておくが、もし九月一日が誕生日や何かの記念日で大切な日だという人がいたらこの先は読まずに他の場所へ行ってもらいたいと思う。

 一年に数日、自分とは相性が良い日、悪い日があると思う。何も科学的根拠も何もないが、どうしてもこの日はダメという日。

 僕の場合この九月一日が圧倒的にダメな日。いいことのあった試しのない日。そもそもかつては関東大震災があって多くの人が亡くなった言わば「縁起の悪い日」でもある。もっと身近な話題で言えば学校では二学期が始まる日。それだけでもかなり滅入る上に最近ではそれに伴って自殺者が圧倒的に多い日でもある。まさに自分との相性を抜きで考えても九月一日は一年の中で最も「ろくでもない日」である。

 そんなただでさえろくでもない日でありながら自分との相性も最悪の日。数日前くらいから憂鬱になるくらい九月一日は嫌いな日である。言ってしまった。歴史的な凶日、皆が憂鬱に思う日、そして不吉な日、九月一日はその条件がすべて満たされている。

ろくでもない日だから九月一日が大嫌いなんだよ。

 そんなわけでこの日は日記も書かなかったし、ブログの記事も書かなかったし。今年はこんな日記を書いているけど当然九月一日の日記なんて書かない。縁起が悪いし書くようなことなど一切ない。

 相性の良い日悪い日なんてそんなもの自体が考えすぎと思う人もいるかも知れないが、かの永六輔でさえも相性の良い日が年に何度かあって、その代表に3月5日を取り上げていた。その理由はわからないというのだからこれまで書いてきた内容とちょっと似ているようにも思う。

 まずは自分や特別な人の誕生日以外に相性の良い日というものを意識してみるのもいいかも知れない。それによって自分にとって良い日であろうとそうでなかろうと一日一日にメリハリがつくし、相性が良い日が見つけられたらそれはそれで素敵なことだと思う。

 ところで永六輔が実際に挙げていた3月5日は僕の誕生日である。これを初めて知ったのはこの日に永六輔がラジオで好きな日の話をしたからだ。しかしながら自分の誕生日であってもこの3月5日は僕自身にとってはそれほど相性の良い日ではなかったりする■

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