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療養日記 2022年12月17日 『蘇我』

 チバのフェスティバルウォーク蘇我でまたまたわんこのイベントがあった。最初は行く気が全然なかったが他にすることもないので出かけることに。退院してわんこのイベントには出られるのならできるだけ出かけようと決めていたが、イベントの内容などでは行く価値ないかなと思うと行きたくもなくなる。

 前回はチバ名物大渋滞に巻き込まれ湾岸習志野を降りてから蘇我までずっとイライラの連続だったのでもう湾岸習志野では降りずそのまま高速を蘇我まで行って渋滞を回避。早く家を出たので1時間前には会場に着いていた。

 イベントの様子は事細かには書かないが今回は義姉(妻の双子の姉)と甥と甥の嫁もやって来ていたので大所帯。我が家のわんこも含めて合計六頭のわんこをお揃いの服を着せて会場をあちこち歩き回った。


いとこ大集合

 今日は生憎の曇り空の上に可愛げのない寒さで屋外イベントにしてはつらかったが、もともとこの日は雨の予報だったので降らなかっただけありがたい。

 会場ではおなじみさんと言っても良いほどのイヌ友さんともたくさん会えたし、ここでのイベントは段々とイヌ仲間の間では定番になりつつある。しかし場所が蘇我ってのは遠すぎる。


今日最大の戦利品はカートにつける「あご乗せマット」

 会場には夕方くらいまではいたがその頃になると大半のイヌ友さんたちも帰ってしまっていた。我々も現地解散をしその後第2の楽しみタイムに。蘇我からそのまま市原に行きいつも行くスーパー「スーパーガッツ馬立本店」で買い物をした。年の瀬ということもあって正月飾りや橙、ウラジロなども普通に売られていた。我が家の近所ではまず見られないものだ。

 次に月崎駅の近くにある市原市市民の森「クオードの森」のイルミネーションを見に行く。しかしイルミなんてのは毎年見ているので本当の狙いは焚き火の前で豚汁を食べ、たくあんと山芋の醤油漬け、それと「加茂菜漬け」を買うのが最大の楽しみだ。特に加茂菜というのは市原市のごく限られた場所でしか作られないアブラナ科の菜葉のことで非常に手に入れにくいのに美味しい。わかりやすく書けば壬生菜によく似ている。

 この加茂菜漬けを刻んだものを白いご飯の上に乗せて食べるだけでも3杯は食べられる。そして焚き火の前で豚汁は年に一度の(時々二度三度があるのだが)楽しみでもある。

 加茂菜漬けはおそらくこのクオードの森と小湊鉄道里見駅でしか売られていないものだと思う。加茂菜を作る農家の方が作ったものしか売られていない。こればかりはスーパーガッツに行っても手に入れられない。父方の親戚は君津の小糸地方だがこんな菜葉は食卓には上がらなかった。

 そんなわけで誰も知らないよと言う伝統野菜の漬物を今日入手。去年は買えなかったので喜びも一入である。

 加茂菜から派生した話だが小湊鐵道牛久駅周辺の種苗店で加茂菜の種は買えるらしいが市原市の限られた場所で蒔かないと加茂菜として育たないらしく、よその場所で種を蒔くと大きさや歯の厚みが変わるらしい。そして地元の人に言わせればそれを加茂菜とは呼べないのだそうだ。形が変わる事と他のアブラナ科の植物と交配されると違うものとして扱わなければならないそうだ。

クオードの森の管理棟前の焚き火

 クオードの森の次は久留里にあるスーパー吉田屋に立ち寄り二度目の買い物タイム。ここでは卵焼きと乳寒(牛乳を固めた寒天)が美味しい。そしてこの吉田屋のすぐ近くにある「福盛」という最近できた中華屋さんで夕食。ここが最近流行りの言葉で言えば「ガチ中華」で味もいうことないが1,500円で二人満腹になって食べきれない分持ち帰るくらいのサービスなところも嬉しい。ここは今後久留里のグルメスポットになりそう…と言いたいがあまりに不便な場所にあって行きづらさはピカイチな場所だ。


「福盛」のニンニク炒飯と塩ラーメンセット
ハーフサイズではないので食べ切るのが大変。
これでなんと750円。(ランチタイムは700円)

 すっかり満腹になると最後は小櫃(おびつ)のヤックスというドラッグストアでインスタント竹岡式ラーメンを買う。このラーメンがインスタントとはいえ侮れない。メーカーはサッポロ一番のサンヨー食品。このラーメンがヤックスでないと手に入らない。こうしてチバまで行く用事がある時はたいていスーパー巡りをして久留里には立ち寄る。

 あとは高速道路で家まで帰るだけで、今日も帰宅は10時近くになった。わんこのイベントはどちらかと言えば妻が楽しむもので、僕は良いように利用され用事がなければ放置される。なのでイベントの後にも楽しみがなければやっていられないというのがホンネだ。

 あとは今日妻と義姉がなんの申し合わせもしていないのに全く同じ服を着て来たので区別がつかなくて非常に困った。同じ顔同じ服。面白いかもしれないが困ることも多々ある。

 帰ってすっかり疲れ果ててしまったがそれでも眠ることもできずこうやって日記を書いている。明日はのんびり過ごそう。


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